大いなる獣の第二形態「闘争の神獣 プロエリウム」が姿を現し、龍姫はいつもの日本刀を二刀とも鞘に納めて、フェイトから受け継いだバルディッシュを実体化させて、角を破壊することにしたのである。
「シャルちゃん‼ 星龍‼ これ一体‼」
「大丈夫、それはシャルちゃんのインテリジェントデバイスだから、答えてあげて」
「答えるって‼」
シャルロットに渡したインテリジェントデバイスがシャルロットのリンカーコアに反応を示したことで、マスターとして、認められたシャルロットは二刀のディランダルツヴァイを構えながら慌て出したのである。
それを魔物を片付けながら愛刀「大典太光世」を振るいながら、星龍がシャルロットを落ち着かせていたのである。
星龍は知らされてないが、自分とシャルロットの関係が叔母と姪と言う関係なのだが、歳が近いこともあって、友達感覚で接してたのである。
「大丈夫、セットアップって言うだけだよ‼」
「わかった~‼ セットアップ‼」
「シャル‼」
星龍に言われるがまま、シャルロットはフラクシナスで受け取ったインテリジェントデバイスを掲げて、バリアジャケットを装着することを決意し、光に包まれたのである。
「シャルちゃん、カッコイイ(^-^)‼」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)‼」
「なんだこれΣ(゚Д゚)‼ ってなんで髪伸びてんだ(;゚Д゚)‼」
「なるほど、あの小説を読んでいたらしいな」
「小説って何だよ‼」
光が収まって、シャルロットのバリアジャケットが装着完了したのである。
上半身に白金の胴丸に、上に白色のジャケットを羽織り、腰に黒の後ろに金色の龍の刺繍がされており、髪が腰まで伸びて、星龍と天龍と同じ、ハイブリッドツインテールになっており、シャルロットは恥ずかしそうにしていたのである。
両足に金色の具足を装着し、両腕には、金色の籠手が装着されていたのである。
「で、これであたしにどうしろと?」
「大丈夫、バリアジャケットを装着すると、身体能力を上げられるから、それに、シャルちゃんの得物は、手を前に出したら、出てくるよ‼」
「こうか? 良し、やってやるぜ‼」
「へぇ~龍姫達は、まだ、あんなものをもってたのかよ‼」
「ありえない‼ こんなこと・・・・」
「辞書になってるわけないじゃない‼ 行くよ‼」
シャルロットは自身のバリアジャケットを見て、自分にどうしろと困っていたので、星龍が武器の出し方をレクチャーして、シャルロットは、自身が思い描いた剣を想像し、創り上げて、手に持って反撃を開始したのである。
リッド・キール・ファラはいつもの会話をしながら戦闘を行っていたのであった。