超次元kurosu   作:天龍神

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伝説は・・・

聖地ディルムンでの大神殿にほかの仲間達より先に潜入した龍華とジロ吉は、流星の絆のメンバーと同じ、日本刀を用いて戦う侍、資料に記載されていた名前は、シンザンと言う男と、やり合っていたのであった。

 

「何故だ?」

 

「どうした? シンザン」

 

「龍華、どうすればいいのだ」

 

「斬る‼」

 

「やられるかよ‼ 虎牙破斬‼ (以前の僕なら、もう死んでいたな、これも師匠に出会ったのが良かった)」

 

一秒以上かかっていることに焦りを感じていた侍、シンザンは、目の前で身の丈ほどあるバスターソード型神機を軽々と振るう少女、龍華を相手にして、また、抜刀術の構えになって、抜刀してきたが、もう、龍華は散々、龍姫に抜刀術でやられているのと、幾多の戦いで見に付けた経験と、綾瀬に教わったマナの運用方法と数多の剣士達相手にしていた龍華には、シンザンの抜刀術程度では、倒されるはない、それに応えるために、龍華は斬り上げと斬り下ろす二段構えの技で迎え撃ったのである。

 

「‼」

 

「どう言うことだ、魔物化した!」

 

「やはり、これは、これしかないか」

 

シンザンは奥の手を出してきたのである。

 

シンザンの肉体から黒いオーラが現れて、しばらくして、シンザンは魔物化で阿修羅になったのである。

 

それを見た、龍華はふと、思い付き、バスターソード型神機を納めて、

 

「もう振り向かずに、歩いて行けるさ~♫」

 

「うぉおおお‼‼」

 

「ふぅ~収まったようだな、この男、ただ、己の剣のためだけに、此処に居たようだ」

 

「ジロ吉、急ぐぞ‼」

 

「おう、って、ユーリ達待たなくていいのか‼」

 

歌って、シンザンに憑依していた、黒いオーラを浄化することに成功したのである。

 

阿修羅から元の姿に戻ったシンザンは、気を失っており、龍華は通路の脇にシンザンを寝かして、ジロ吉と、共に、先を急ぐことにしたのであった。

 

ジロ吉は、ユーリ達を待たなくてもいいのかと言ったが、今回の仕事は誘拐された人々の救出が優先のためもあって、龍華も急いでいたのであった。

 

「こら~ベル‼」

 

「はい、女神様‼」

 

「お取込み中、ごめんなさい、ヘスティア、そして、ベル、協力をお願いしたのだけど、いいかしら?」

 

「報酬は?」

 

「そうね、こんなんでどうかしら?」

 

「乗った‼」

 

「これで、しばらく、アイテムに困らないですね、女神様‼」

 

「言っておくけど、剣姫も、参加してもらうことになったから」

 

「どう言うことだ‼」

 

「アイズはレベル5以上、つまり、飛行島の人々がレベル100を超えていることを話したら、大喜びで受けてくれたのよ‼」

 

「あの貧相なバカは?」

 

「あ、主神契約だったわね、破棄させてもらっちゃった‼」

 

迷宮都市オラリオの廃墟を拠点に構えているヘスティアファミリアに、依頼を持ってきた剣心だったが、ヘスティアが会って早々に、報酬の話を持ちかけてきたので、テルカ・リュミレースで手に入る薬品一式と換金できる鉱石と言うことで手を打ったのだが、別のファミリアに所属している、剣姫と謳われる、アイズに飛行島の冒険者はレベル100以上だと説明した所、協力を申し出てくれたが、主神が黙っているはずがないのだが、アイズは飛行島行きを決意したので、剣心が主神契約を解除して、先に、聖地ディルムンに向かったと、説明したのであった。

 

「こうしては」

 

「はい、行きましょう‼」

 

「ヘスティア、これを持って行きなさい‼」

 

「これ剣‼」

 

「刀くらい持ってないと危ないわよそれじゃあ、いってらっしゃい‼」

 

ヘスティアとベルはこうしてはいられないと先ほど出かけるために用意していた荷物を持って、剣心の転送魔術の範囲に入って、剣心は、丸腰で、薄着のヘスティアに、パーカワンピと日本刀を護身用に持たせて、聖地ディルムンの大神殿に転送させたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 


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