聖地ディルムンの大神殿に囚われている人々の救出作戦が決行されて、龍華とジロ吉だけで大神殿に乗り込むことになったのだが、それは大神殿の周りに配置されている征討軍の兵士の陣形を、各地に散っている仲間達に提供すると言う名目なのである。
「キース‼」
「ディーン‼ ったく」
「アンタ達ね‼」
聖地ディルムンに先に依頼で乗り込んでいたアイリス達は、ルークとガイのような二人組の、ディーンとキースの二人組ともに戦場を駆け抜けていたのだが、帝国軍に捕まってしまい、現在、戦場で戦っていたのである。
「ぐへへへ‼ ってなんで~、幼女が~」
「今度は何(゚Д゚)ノ‼」
「どれっぴーにしてやるぞ‼」
「サクッ‼」
「ん?」
「どっから矢が飛んできたんだ?」
帝国軍に捕まって戦っていたアイリス達は、あのマジェコンヌ四天王が一体、そして養女と言う物がこの世の何者より大好きだと言うあの魔物、トリック・ザ・ハードが聖地ディルムンの戦場に、ドレイクと言う斧を持った海賊と一緒に現れたのだが、どう見ても、戦場に幼女がいるはずもなく、いるのは男臭い集団しかいないので、暴れていたので、ディーンは手を焼いていたのである。
帝国軍は全く、戦場に何をしに来たのかと言う有様だったところに、二本の矢がどこからともなく飛んできて、トリック・ザ・ハードとドレイクの足元に刺さったのである。
ディーンは矢が飛んできたことに驚いていたのであるが、その矢はしばらくすると、
「ドカ~ン‼」
「ばばば爆発したΣ(゚Д゚)‼」
「ギャァァぁΣ(゚Д゚)」
「こんなことするのは、あのおっさんしか、いない‼」
「よ、ひさしぶりだね、おっさん会いたくなかったわよ~」
「レイヴンさん‼」
「よっしゃ~‼」
そうあの魔力によって、時限爆弾と化した、あのレイヴンが放った矢だったので、マジック・ザ・ハードとドレイクの目の前で爆発したので、初めてみる光景に、ディーンもアイリス達も驚くしかなく、颯爽と、レイヴンが姿を現し、スパーダが切り込んでいったのである。
「嬢ちゃん達、何してるのよ、もう作戦始まってるわよ‼」
「作戦を行いたいのも山々なんだけど」
「このままだと、オレが褒められない‼」
「あんちゃん、いくつ?」
「え~い、コケにしよって‼」
「ったく、帝国軍は、こんなんじゃ、ダメでしょうが‼」
レイヴンはアイリス達に作戦が決行されていると報告し、この状況を打破することにしたいと申し出てきたので、レイヴンはこの状況を打破することにしたのだが、ディーンが拗ねたので、レイヴンが注意し、帝国軍に喝を入れたのであった。