次元の壁をハロルドが破壊して、そこに吸い込まれて、やって来てしまった、八人の男女はアドリビトム組に保護されたのであった。
龍美が保護された八人の内、四人をフラクシナスで保護することを申請したところ、二つ返事で、艦長代理のシノンが許可を出したのである。
スキット:どうしよう
龍瑠「どうしようか?」
幸龍「何が?」
紘龍「何って‼」
龍源「自分達のことだよ‼」
龍瑠「確かに・・・」
「さてと、自己紹介はいいよね」
「え~と、何でしょうか?」
「だって、龍流は、ボクと瑠美奈の子だし、幸龍は、龍月と幸成の子、紘龍は大龍と正信の子、龍源は、恋龍と義彦の子もんね(#^.^#)」
「(=゚ω゚)ノ‼」
「どうして、わかったって顔してるよね、さっき血液検査でDNAが見事に一致したんだから」
「(この人には敵わないよ~(=゚ω゚)ノ)」
龍美は、意味深に敢て自己紹介をしないで良いと言ったので、龍瑠はなんでと返して、龍美は、龍瑠が自分と瑠美奈の実の子だと、血液検査でわかったのである。
もちろん、ほかの三人も両親もわかっていたので、驚いていたのであった。
「あの時、態と偽名を名乗ったのは、この世界で自分達が産まれてこなくなるからでしょ‼」
「はい・・・」
「心配しないでいいよ、ボクは、茶熊学園を卒業したら、結婚するつもりだし」
「よかった‼」
「なんて、呼べば・・・」
「別にお母さんでいいよ」
「母さん‼」
「話は聞かせてもろたで~‼」
四人はパラレルワールドと言う現象でこの世界で本名を名乗ると自分達が産まれてこなくなると思ったのと、ハロルドが釘を刺していたので、敢て偽名を名乗ったのである。
龍美が瑠美奈のことを心底愛しているので、茶熊学園を卒業後に結婚する気だと、明かして、龍瑠達はほっとしていたのである。
どう呼んでいいのか、わからず、困っていた所に、龍美が普通にお母さんと呼んでほしいと言ったので、龍瑠は母さんと呼ぶことにしたのである。
そこに、大龍が戻ってきたのである。
「そう言えば、お母さんは?」
「あ、シャルと一緒に、シャルの故郷に行ってるよ」
「どこですか?」
「わかりました」
「念の為、武器は持ってるよね?」
「もちろん、この、槍があります」
「それじゃあ、いってらっしゃい‼」
龍源は母、恋龍の姿が見れないことに気づき、母の幼馴染みで親友である、龍美に所在を訪ねて、シャルロットと一緒に、シャルロットの故郷の孤児院に行っていると聞いて、龍源は母が行ったとされるシャルロットの故郷に行くと部屋を出て行こうとしたので、龍美が得物を持っているのかと質問して、龍源は、母から手ほどきを受けて修得していた槍術で戦えると、真田幸村と一緒に描かれている十字槍を実体化して見せて粒子化し、シャルロットの故郷に向かったのであった。