忍の里のくノ一の藤林しいなから、顔なじみで、歩くわいせつ物だと言う、貴族の御曹司で、女性は年齢問わず、口説きに掛かる漢だが、女性と妹のためにならやるときはやる、ゼロス・ワイルダーを見事、忍者傭兵ダージと、霊鳥の半獣、ジェガルの手によって、見事捕まえたのであった。
そして、アドリビトムの拠点「バンエルティア号」に着くなり、手当たり次第に、女性陣を口説きに走り、しいなに鉄拳制裁を喰らっていたのであった。
「ど~ん‼」
「いったい何(゚Д゚)ノ‼」
「ごめんなさい‼ ちょっと、実験で」
「ハロルド‼」
アドリビトム組も龍姫達のように気が抜けない日々を送っているようで、今回の騒音は、ハロルドが、龍姫達フラクシナス同じ物、つまり次元転送装置、を自分の手で作ってみたいと言う、科学者特有の性格が出てしまい、その装置を作製し、完成したので、作動したところ、何かが落ちてきた音がバンエルティア号の甲板から聞こえてきたのである。
「痛て~‼」
「大丈夫?」
「念のために、龍美呼んどく?」
「いえ、なんと言う出会いを・・・」
「アンジェ、龍美とジュードを至急」
「そうね」
音がした甲板の方に向かったアンジェ達が見たものは男女達だったのである。
医者志望のアニーが龍美に習った手順で、近くにいた銀髪の男性に近付いたのだが、初対面にも関わらず、堂々と、銀髪の男性が口説きだしたので、ナナリーとハロルドはジト目で、アンジェに龍姫とジュードを至急呼んでほしいと指示を出して、
「検査の結果、異常はないよ‼」
「流石、龍美‼」
「龍美?」
数分後に龍美がやって来て、男女を診察して、命に別状がないと言い、龍美はそのまま、帰って行ってしまったのであった。
「アンタ達、名前は? アタシはナナリー・フレッチ」
「オレ、カイル・ディナミス‼」
「リアラよ」
「ボクは、ジューダスと呼ばれている」
「オレは、ロニ・ディナミスだ‼」
「天神、龍瑠です」
「島神 幸龍です」
ナナリーに名前を聞かれたので順に金髪の少年から自己紹介を始めて行ったのであった。
「で、要するに、いきなり、光に吸い込まれて、ここに来たって言うのね」
「はい・・・」
「(ハロルドの所為ね)」
どうやら、いきなり光が現れて、吸い込まれて今にたると言うことを骸骨の仮面を被っている少年、ジューダスが説明して、その場に居合わせたメンバー全員がハロルドにジト目で視線を送ったのであった。
「へぇ、あの四人」
アドリビトム組に救出されたメンバーの中で気になる人物がいたようで、龍美はそのことに気が付いてたのであった。