王立士官学園の生徒である、大龍より小柄でありながら、立派な物を持っているフェイトと同じく金髪紅眼の少女で、朱の戦姫と呼ばれているので、IS学園の生徒の篠ノ之箒と同じ色の機竜を装着した、アジルスとケイオスと御子神家が、トランジストグラマーだと評価する、リーズシャルテ・アティスマータに一方的に決闘を申し込まれてしまったのだ‼
それを好機と見た大龍は満面の笑みでリーズシャルテ・アティスマータことユーリがこの場にいたらこういうだろうと、リシャと渾名で呼んで、エキビションマッチと言う名目で受けて立つことになったのであった。
現在、二人はバリアジャケット対武装機竜の異種格闘技を繰り広げていと思われた王立士官学園の生徒だったのだが、一緒に合流していたアルヴィンとファルファラと御子神家一同は大龍が真面目にリーズシャルテ・アティスマータの背後に目にも止まらない速さで回り込み、エキビションマッチそっちのけで、
「いいぞ‼ もっとやれ~(*^▽^*)(おいおい、公衆の面前で・・・)」
「なんでこうなってるのですの‼」
「やっぱり、一足遅かったか・・・」
「まさかと思いますけど・・・」
「幼馴染みだよ‼」
「幼馴染みでしたら、どうにかしてください‼ これだとΣ(゚Д゚)‼」
「お~い、大龍さん、その辺にしておかないと、その人、落ちてますけど・・・」
「あ、つい、力み過ぎたわ(#^.^#)」
大龍の公衆の面前でのとんでもない行動にアルヴィンは本音と建前が真逆になってしまい、観客席で大はしゃぎしており、レイヴンは立ったまま卒倒したのである。
もちろん、幼馴染みと茶熊学園とアドリビトム組も合流したので、銀髪の少年、クルスがなるべく大龍を見ないようになんとして欲しいと、懇願してきたので、龍美がふと、リーズシャルテ・アティスマータの顔を見ると、気持ちよさそうになって、気を失っていたので、妹の龍姫に教えてあげるように言い、龍姫が大龍にリーズシャルテ・アティスマータが意識が落ちていることを告げて、大龍が気づき、地上に降りたのであった。
大龍も大満足だったのか、終始、満面の笑みで闘技場を後にしたのであった。
大龍によって意識を落とされたリーズシャルテ・アティスマータは、王立士官学園の医務室に搬送された後、龍美が一瞬でリライズで白衣に着替えて、
「う、う、此処は・・・」
「気が付いたみたいだね、どう、気分は?」
「はい、大丈夫ですけど、それより?」
「ごめんね、先生のお友達が迷惑かけちゃって、自己紹介まだ、だったね、名前は、鳴流神龍美、よろしくね」
「はい・・・」
「それじゃあ、これで」
医務室に搬送されてベッドの上で意識を取り戻したリーズシャルテ・アティスマータに龍美が敢て、先生と言い、自己紹介と、幼馴染みの行為を謝罪し、医務室を後にしたのであった。