突然、テルカ・リュミレース帝国領の帝都ザーフィアス付近の平原で二人の銀髪碧眼の少女に襲われた龍華はなんとか、事なきを得て、無事にフラクシナス戻ってきたのも束の間、休む暇なく、指名依頼で、転換期を終えたゲイムギョウ界のプラネテューヌのはずれに位置する森に建てられているログハウスに依頼者が直接依頼を受けて欲しいと超神次元ゲイムギョウ界のラステイション支部から届いていた依頼書を受け取って、現在そのウッドハウスのロッヂにやってきたのであった。
龍華は扉のノブを掴んでドアを引いた瞬間、バスターソード型神機「龍閻丸」を抜きながら中に入って、
「カキン‼」
「うおりゃぁぁ、あれ‼」
「バタン‼」
「シャキ~ン‼」
「見事だな、自称元女神」
なんと、いきなりスバルがバリアジャケットを装着した状態で殴りかかって来たので、紙一重でかわして、スバルが外に出て行った瞬間に、ドアの鍵を閉めて、奥から、ティアナもバリアジャケットを装着した状態で構えた瞬間に、龍閻丸を突きつけたのである。
そして、奥の部屋から聞き覚えのある声がやってきたのである。
「腕は、上がっているようだな」
「単刀直入にお願いがある、力を貸して・・・」
「断る‼」
「お~い、まだ、用件を言ってないよ‼」
「ボクを襲った奴らは何だ‼」
「実は、過去の事件を再調査していた、そして、証拠を持ちかえろうとした、だが、邪魔された、そう、君を襲った、カナリア達だ、カナリア達は若くて、狂暴だ。それで、君達のようなボディーガードを雇うことにした」
「そうですか、では、依頼は破棄させていただきます。今の自分の本業は学生です」
「待ってくれ、元女神、龍華」
「女神候補生だ。母さんてなんだ?」
「ん? なんだカナリア達が何かいったのか? 気にしない方がいい」
「わかりました、失礼します」
そう、あのフェイトの義兄であるクロノが現れたのである。
時空管理局の悪行三昧が公になって時空管理局が崩落してしまったので、信頼を取り戻すために行動していたのであった。
そして、時空管理局で過去に違法な実験を行っていたのかと言う再調査中に、邪魔されたというのが、先ほど龍華を襲ってきた銀髪の少女達らしく、龍華をボディーガードとして雇いたいと申し出てきたのだが、龍華は本来の学生として生きることを言い、依頼を破棄したのであった。
扉越しにスバルが叫んでいたので、龍華は思いっ切り扉を踵で蹴って、黙らしたのであった。
そして、ウッドハウスを出て行ったのであった。