ガチャの結果、男四人と槍ウサギでした!
王立士官学園内に突然現れた魔物の群れを片付けることになってしまった大龍達は、一斉に得物を構えて、王立士官学園の生徒達に攻撃が当たらないように魔物退治を開始したのであった。
「崩襲撃‼」
「はぁ‼ 魔神剣‼」
「ガキのわりに、出来るようだな」
「ガキって、アンタもガキでしょう‼ 虎牙破斬‼」
「魔法、使えるけど、この状況じゃ‼」
戦えない物を守りながら戦う防衛戦を強いられている大龍達は、いつものように魔術を織り交ぜた戦い方が出来ないでいたのである。
武龍に至ってはお得意の斧を投擲しながら、少し短い日本刀、所謂脇差しで近寄ってくる魔物を倒すと言う戦い方が出来ないで、回復役に回ったりとぎこちなかったのであった。
「これは」
「片付けますわよ‼」
「真打参上ってとこね」
「お手並み拝見としましょうか」
「ってISやん(゚Д゚)ノベシ‼」
そこに王立士官学園の生徒であろう、剣を携えている数人の生徒が助太刀に入ってくれることになったので、いきなりISのような武装を纏いだしたので、IS学園がいかに出遅れているかと認識したのであった。
馬鹿なことを言っている場合ではないことは百も承知である以上は、大龍達は、この好機を逃すわけがなく、
「芽龍‼ 秋龍‼ 頼んだで‼」
芽龍&秋龍「承知‼ 煙玉‼」
「ゴホ‼ ゴホ‼ おい‼ オレ達も巻き込むなよ(゚Д゚)ノ‼」
「すまへんな、ほな、やるったるで‼」
「名乗りなさい‼」
「人に名前を聞くときは、自分から名乗るんが筋ってもんや‼」
「おまえ、真似されてるぞ‼」
「なんか、あの二人が言うと、ふ~いんきがちがうな・・・」
「雰囲気」
大龍と武龍が芽龍と秋龍に煙玉を使うように指示を出して、芽龍と秋龍は覆面を付けたまま、腰のアイテムパックから煙玉を取り出して、使用して、爆発させたことで、敵共に目くらましになったので、この隙に、ISのような武装を纏った集団に龍神化して、行ってしまったのだが、加勢早々に、王立士官学園の生徒の大将であろう女子生徒に名乗れと命令されたので、大龍が、人に名前を聞く際は自分から名乗れと、ロイドリスぺクトを当の本人の目の前で言ってのけたのである。
それを見ていたロイドは天然ぶりのおかげなのか、大龍と武龍が龍神化していることに気が付いていたのだが、それよりも自分の決め台詞を言われたことがショックだったのか、雰囲気と言おうとしたのだが、ふーいんきと発言してしまったことで、中学生である姫奈太に間違えていることを指摘されてしまったのであった。