王立士官学園に依頼で赴くことになっていた大龍達は、肝心の大龍と武龍が姉妹揃って、欲望に忠実になってしまったので、礼龍と志澄琥はファルファラに助けを求めたが、もう手の施しようがなかったので、ほったらかして、目的地の王立士官学園に向かうことにしたのであった。
「到着や~!(^^)!‼」
「あ、待ちなさい‼ 行っちゃったわね(=゚ω゚)ノ」
「どうなっても知らんぞ‼」
「すっげ~、何人入れるんだろうな(#^.^#)」
「馬鹿しかいないのか‼」
「馬鹿じゃない・・・」
なんだかんだで、目的地である王立士官学園前に到着したのだが、着いて早々に大龍と武龍が待ちきれなかったのか、そのまま走って中に入ってしまい、目的をそっちのけで行ってしまった二人に、ファルファラとリオンは呆れるしかなく、龍琥と姫奈太は人見知りが始まり、ロイドに至っては物珍しそうに王立士官学園の外観を眺め出したので、リオンも呆れてしまったのであった。
「入りましょ、こんなところに居ても、依頼が終わらないわ」
「そんじゃ‼ 行くぜ‼」
「お姉ちゃん、襲ってないか心配・・・」
「では、わたしが先行しましょう‼」
「ああ、頼んだ」
「飛行島の忍者みたいね(=゚ω゚)ノ」
王立士官学園前で立ち往生していても埒が明かないので、ファルファラが中に入ることを提案して、一同は王立士官学園内に潜入することになったのだが、先にすっ飛んで行ってしまった、大龍と武龍が気が掛かりで落ち着かない龍琥と姫奈太の様子を察した、秋龍は、忍者であるすずからも一目置かれるほどの身体能力を生かして、王立士官学園内に気配を消しながら大龍と武龍を探しに行ったのであった。
スキット:大龍と武龍
ロイド「しかし、コレット達も連れてこればよかったぜ‼」
リオン「おまえはここに遠足しに来たのか‼」
ファルファラ「そんなことより、大龍と武龍の二人が騒動を起こす前に捕まえないと‼」
姫奈太「大龍お姉ちゃん達・・・」
礼龍「急ぐわよ‼」
「キャ~(>_<)‼」
「遅かったか‼」
「ったく、秋龍は何してんだよ<`~´>‼」
「これは、魔物です‼」
「キャ‼ いたなら言いなさいよ<`~´>‼」
大龍と武龍が王立士官学園の女子生徒に手を出したのかと思ってほどの悲鳴を聞いたファルファラ達は、先に忍び込んだ、秋龍に悪態を付いた瞬間、ファルファラの背後に現れて、そこから苦無を放って、出現した、カメレオン型の魔物の額に寸分狂わず、性格に命中させて、倒したのだが、いきなりの苦無打ちだったので、ファルファラが驚いてしまったのであった。