特地の帝国と呼ばれている国、地球で言う、ヨーロッパのイタリアに一文字違いのイタリカから救援に向かうようにと連絡が入った恋龍は、小柄な体格にも関わらず、大龍と同じ大きさのハルバードを振るう黒髪の長髪に、ゴスロリ調の服と言う萌え要素ばかりの存在の亜神、ロウリィ・マーキュリー共に助太刀に参戦し、恋龍は、緑に、真紅のメッシュの一本結びの龍神に変身し、愛槍「日本号」が半月の刃が窪んでいる方が外向きについているハルバードに似た、「方天画戟」と言う物に変形し、無殺傷の結界を王城全域に張って、問答無用に反乱軍を倒して行ったのであった。
「旋風槍‼」
「あなた、一気に口数が減るのね(=゚ω゚)ノ」
「逃げるぞ(゚Д゚)ノ‼」
「逃がさない・・・」
「ぎゃぁぁぁぁ(゚Д゚)ノ‼」
たった二人の龍神と亜神が助太刀に加わっただけだと言うのに、反乱軍の軍勢がみるみる、気絶して行き、敵将がそこまで来ていると言う状況までやってきたのである。
龍神化すると変身前の男勝りの雰囲気が嘘のように、大人しい性格になり、まるで別人で、口数がいい気に減っているが、戦闘力が向上している恋龍にロウリィ・マーキュリーも驚きながら得物のハルバードを振るっていたのであった。
反乱軍は二人に恐れをなして逃げ出したが、龍神化している、恋龍から逃げれる訳がなく、一秒と持たずにとっ捕まり、気絶させられていたのであった。
降伏する者は手を出さず、その場でバインドし、拘束し、
「急ぐ」
「キャ‼ あなた、なるほど、空を飛べるのね」
「こっちに向かってくるぞ‼」
「空飛んでる~Σ(゚Д゚)‼」
大方周りの反乱軍を制圧した恋龍は、一気に片付けるために、ロウリィ・マーキュリーをお姫様抱っこして、敵将の下に向かったのである。
龍神化で一応、飛行能力を得ているのと、バリアジャケットを着用しているのだが、一応、ロウリィ・マーキュリーをお姫様抱っこしている状態なので、あまり速度を上げるわけにはいかないのだが、高台で見張りをしていた兵士が空を飛んでいる恋龍を見て、驚いてしまったのであった。
一方その頃、自衛隊基地では、
「ねぇ、ねぇ‼」
「押さないの‼」
「は~い‼」
「若いって、素晴らしいね!(^^)!‼」
「おいおい、アンタが言ったら、オレはどうなんだよ?」
避難民の子供たちの相手をレイアたちがしており、面倒を見ていたのを、レイヴンが呑気に見物しながら、若いって素晴らしいと言っていたら、自分よりも年上の自衛隊員にオレはどうなんだよと言われてしまったのであった。