破軍学園にやってきた龍美達一行は、理事長に依頼内容を聞くため、破軍学園の生徒、黒鉄一騎とステラ・ヴァーミリオンの二人に案内されてやってきたのである。
「入れ‼」
「失礼します‼」
「よく来てくれた、わたしはここ、破軍学園の理事長をしている」
「茶熊学園から来ました、鳴流神龍美です、今日は依頼が破軍学園から寄せられたので、ご挨拶をしに来ました」
「依頼と言っても、手合わせをしてもらう、黒鉄‼ 案内しろ」
「はい‼」
黒鉄一騎が理事長室の扉をノックし中から入るように言われたので、入ったのである。
中に入ると、理事長らしい女性がおり、龍美が依頼を受けることになったことを説明し、依頼書に記されている通りに、破軍学園の生徒と手合せを行うことになり、黒鉄一騎が理事長にある場所に案内するように指示を出して、黒鉄一騎が龍美達をある場所まで案内することになったのである。
「ここ、闘技場?」
「そうです」
「ここ、地球だよな」
「はい」
龍美達が案内された場所は、大きなドームに、真ん中に円形のバトルフィールドが設置されている場所に案内されたのである。
どうやらそこは破軍学園の生徒達が日々、ランクアップの戦いを繰り広げている場所であった。
龍美達がこの闘技場で手合せをすることになったので、誰が一番先に行くかと話していたら、
「知らねぇ、顔が居ると、思ったら、他校の連中かよ‼」
「誰だ?」
「悪いが、おまえ達に名乗る気はねぇ‼」
「今日の模擬戦の人?」
「そうだ‼ 良いぜ、アンタがオレとやるんだな」
「やばい奴に絡まれちゃったわよ‼」
「大丈夫だろ、龍姫のことだ」
サングラスを掛けた茶髪の男が姿を現したのであった。
出てくるなり、依頼でやってきた、龍姫達を見るなり、絡んできたのである。
龍姫が、模擬戦の相手をすることになったのである。
「さて、軽く遊んでやるぜ‼」
「お願いします‼」
「いいの‼」
「龍姫の剣技、あまり見たことねぇな」
「そうですね」
龍姫が、サングラスの生徒の相手をすることになったので、バトルフィールドに立って、愛刀「絆龍」と次元断「蒼虎」と匕首の脇差を実体化して、そのうちの一振りの柄に手を掛け、サングラスの男が背骨のような蛇腹剣を実体化させてきたのである。
ステラは龍姫に任せていいのかと、観戦する気満々の次元武偵一行を見て、怒鳴っていたのだが、オウガが龍姫の剣技を見てみたいと、興味津々だったのである。
「日本刀か、オレの得意分野だぜ‼」
「そうですか、始めましょうか」
試合開始のアラームが鳴って、模擬戦が始まったのであった。