ネオン島での一件から一夜が明け、ティナはしばらく獅子神家に居候することになり、ブラッドは飛行島に宿を取って生活を送ることになったのである。
龍美達はいつものように妹達と連絡を取り合い、次元武偵と学生生活を満喫していたのである。
そこに、カムイが血相を変えて、龍美達の居る場所にやって来て、至急、学長室に来て欲しいと言うので、龍美達は茶熊学園在学中次元武偵代表として、学長室に向かったのである。
その理由は、次元武偵に仕事を頼みたいと言うことだったのである。
「失礼します‼」
「元気にやってるみたいね」
「お母さん、どうしたの、仕事の話だよね」
「ええ、今日は、また、ある学校に行ってほしいの、明日までに終わらせてくれないかしら?」
「わかった‼」
「では、課外授業として、行ってくださいね」
「は~い、失礼しました‼」
「頼んだわよ‼」
「お願いしますから、わざわざ言いに来なくても、ギルドを通す成り」
「ここ最近、ギルドと犯罪者と繋がっていると報告されているから、むやみにギルドを通せないのよね‼」
「なるほど、分かりました」
「あの子達、元の世界に帰ったかしら?」
学長室に入った龍美達は入る否や、剣心がソファーで座っていたので、拍子抜けしてしまったのだが、すぐさま剣心から新たな依頼を二件受けることになったのである。
依頼書と依頼内容が記された書類を貰い受けて、龍美達は学長室を後にしたのである。
カムイはギルドを通すようにと剣心に抗議したのだが、剣心はギルドと犯罪者達が手を組んでいると言う情報を手に入れたので、むやみやたらにギルドを通せば、逆に犯罪に利用されるとカムイに言い、カムイは片隅に入れておくことにしたのである。
「今回の依頼は、破軍学園と」
「特地て言う所に派遣された自衛隊のお手伝いか」
「こっちは王立士官学園や」
「今回の依頼は三か所か」
「はい、ユーリさんはどこに行きます?」
「オレは、こっちに行くぜ」
「わたしはこっちだ」
「ちょうど、医者が別々になったね」
「おっさん、どっちに行こうか、迷う‼」
「レイヴンさん、ハリーの仕事はいいんですか?」
「大丈夫よ(#^.^#)」
依頼内容が記された書類を持って、所属している手芸部の部室のテーブルに並べて、茶熊学園在籍している次元武偵達が何処に行くかと話し合った結果、医者である龍美とジュードをなるべく別のパーティーメンバーにすると言うことを前提にした結果、無事に依頼内容に沿ったパーティーメンバーに分けれたのであった。
「出発は今日の授業が終わってから‼」
「解散‼」
出発を放課後に決めて、各自、授業に戻ったのであった。