超次元kurosu   作:天龍神

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100億の少女の地球

ネオン島での大立ち回りを行って、見事、マフィアと精霊ナーペルを捕まえた龍美達は茶熊学園の学生寮に帰って行ったのである。

 

明も遅れて私服で現場に到着し、久しぶりの弟と姪っ子に再会を果たしたので、

 

「にいさんはどうするんだ?」

 

「後片付けを終えてから行く‼」

 

「わかったわ、それじゃあ、行きましょうか?」

 

「久しぶりに明姉ちゃんの料理が食える‼」

 

「あれ? ファルファラは?」

 

「ファルファラなら、次元武偵の資格の取得に行ったわよ」

 

スーツを着こなしている如何にもどこか間違った愛の取り方をしてしまっている、ヴィンセントがやって来て、後から行くと告げて、獅子神家に行くことになったのであった。

 

ファルファラが姿を見せないので、ティナが気にしていたので、明が次元武偵資格を取得しに行ったと説明し、地球に帰ることになったのであった。

 

「なんじゃ、おまえさん、まだ、剣山みたいな髪型にしとるのか?」

 

「久しぶりに会って、そりゃないだろ」

 

「おじいちゃんも、相変わらずだね」

 

「ブラッド、聞いたぞ、悠馬の奴が壊した代金を払おうとしてたんだろ」

 

「それなんだけど、龍月達が、コステロ達を捕まえたから、払わなくていいって」

 

ブラッドとティナは夕飯をご馳走になるために獅子神家にやってきたのである。

 

もちろん、明の結婚式で、義兄にあたる、明の夫、龍雅とは男同士で気が合うようで仲良く会話を楽しんでいるのである。

 

明の妹で、ブラッドの姉に当たる、悠馬はネオン島で大暴れしたらしく、破壊していた物を弁償させられていたブラッドだったが、姪っ子の龍月達によってマフィアとナーペルが逮捕されたことで、弁償しなくてもいいようになったので、ようやく気が楽になったのである。

 

「久しぶりに、ゆっくりできるぜ‼」

 

「ったく、風呂に入れるくらいで」

 

「こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際だったんだぜ、こっちとは訳が違う‼」

 

「悠馬に喧嘩を売った馬鹿が悪いんじゃ‼」

 

ブラッドは、久しぶりにゆっくりできることを喜んで風呂に入っていたところに、義父の龍吉が意気揚々と風呂に入ってきたので、大袈裟だと言われたブラッドは感情を出しながら説明したのだが、龍吉は、悠馬に喧嘩を売ったバカが悪いと言い切ったのである。

 

そんなこんなで、男二人は風呂から上がるのであった。

 

「久しぶりの日本のお風呂だ‼」

 

「ティナ‼」

 

「天龍‼」

 

「もう、天龍」

 

「え~と?」

 

「あ、ボクは、天龍の義姉の、勇龍、よろしく」

 

ティナは久しぶりの獅子神家のお風呂を従姉妹の天龍達と満喫して、養子になっている勇龍と初めて会うので、勇龍が名乗ったのであった。

 

 

 

 

 


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