リトルガーデンにの関係者だろう金髪碧眼の女性は肉体美を見せつけるように、ピッチリとした赤と黒のボディースーツを身に纏い、銃火器類を用いていたようだが、魔物の数が多いようで、対処しきれなかった所に、軽装の龍月達が助太刀に華麗に参上し、片っ端から蜘蛛型や蠍型の魔物を倒して行ったのだが、キリがないので、ゴッドイーターのナナがブラッドアーツ「叫喚」を発動し、戦場を巨大なハンマー型の神機を持ったまま、駆け抜けて行ったことで、魔物の群れがナナを標的に決めて一斉に襲ってきたので、金髪碧眼の女性は助太刀に入ろうとしたが、此処は龍月達の本領発揮である。
「見つけた‼ こいつが‼ 大将だね‼ ボクの、本気、見せてあげる‼」
「なんですの(=゚ω゚)ノ‼」
「まさか、オーバーリミッツを知らないのか?」
「そうみたいです‼」
「オーバーリミッツ・・・」
金髪碧眼の女性は我が目を疑った、自分より軽装である龍月が突拍子もなく、橙色のオーラを身に纏ったことに驚いたことで、動きが止まってしまったのである。
どうやら、リトルガーデンでもこういった戦闘術は学ばないようで、基本はISのような武装を主に使って戦うらしいのであった。
龍月は元の姿のまま、コンゴウと呼ばれている、見た目が巨大なカエルのようなアラガミに日本刀片手に、斬り込んでいったのである。
「‼‼‼」
「こっちだ‼ 虎牙破斬‼」
「会長‼」
「君達は何をしてるんだ‼」
「今頃来たのか、遅いぜ‼」
コンゴウは力任せの攻撃と、風の弾丸を発射してきたのだが、見切っていた龍月はあっさりかわし、懐に入って、斬り上げて、斬り下ろしていた所に、黒髪の男子と、銀髪の中性的な人物が現れ、注意を受けてしまったのだが、龍月のオーバーリミッツ状態を見るなり固まってしまったのである。
龍月の攻撃は留まることはなく、
「雷神剣‼」
「ハヤト‼ 今度は雷が」
「ありえない、エナジーを感じない」
「エナジー? ソウルじゃないのか?」
「マナだろ」
鋭い突きを繰り出し、雷を落としてコンゴウに攻撃させる隙を与えることなく連撃を叩き込んいる龍月を見て、銀髪の中性的な人物と、黒髪の男子はエナジーと呟いたので、ユーリとガレアが知っている物を呟いたのであった。
「守護‼ 方陣‼」
「わたくしの傷が」
「攻撃と防御と治癒を行う技・・・」
龍月はそのまま持っている愛刀「同田貫正国」を逆手に持ち変え、地面に突き刺して、魔法陣を展開して、範囲内の味方を回復させ、コンゴウにはダメージを与えたのである。
「舞い上がれ‼ 光翔戦滅陣‼」
「まだ、あったの(;゚Д゚)‼」
「あれは、バーストアーツって言う物らしい」
龍月は光の球体を作り出し、コンゴウを攻撃し、斬撃で追撃するバーストアーツをお見舞いし、金髪碧眼の女性一行は見惚れていたのである。
「お終いにするよ‼ 光龍‼ 滅牙槍‼」
「黒いんですけど(´・ω・`)」
「いいんだよ、龍月は」
「そうね(^-^)」
「あの剣、どうなってるのかな?」
龍月は同田貫正国に光を溜めて、放出する秘奥義をコンゴウにお見舞いして、ゴンゴウを討伐したのだが、龍月が放った龍の気が、黒龍だったので、呆然としていたのであった。