リトルガーデン付近に到着した龍月達と恋龍達は、二手に別れて、行動することに決めて、学園側を恋龍率いる部隊が防衛に向かい、龍月率いる部隊が、悲鳴が聞こえて来た方角に、アルティメット・サジット・アポロドラゴンに乗り込んで向かっていたのだが、案の定、予想通りに、リオンの顔色が、
「ゲプッ‼」
「オイオイ、大丈夫か?」
「ボクのことより、救助が先だ・・・」
「早く、地上に降りたほうがいいようだな(´・ω・`)」
「もうすぐ、現場に着くぞ‼」
「武器の用意‼」
悪くなる一方で吐きかけていたので、ガレアが大丈夫かと質問したところ、リオンは大丈夫だと如何にも平常を装っていたのである。
流石に地上に降りた方がいいとユーリが着陸を申し出た所で、 アルティメット・サジット・アポロドラゴンがもうすぐ現場に着くと言ったので、全員、武器の用意をして、
「行くぞ‼ わたしが出来るのはここまでだ」
「ありがとう、行くよ‼」
「おう‼」
「あなた達‼ 逃げなさい‼」
「そう言う、おまえこそ、逃げた方がいい‼ 魔神剣‼」
「龍美さんもそうだけど、みんな、衝撃波を飛ばせる技できるんだね」
アルティメット・サジット・アポロドラゴンが自分が協力できるのはここまでだと言い、カードに戻って、龍月達が一斉に武器を構えて、助太刀に入って行ったのである。
それに気付いた金髪碧眼で髪がドリルテールと呼ばれている髪型に結っている抜群のプロポーションを調教するかのように、ピッチリとしている赤と黒のボディースーツを着用している女性に逃げろと言われたが、そんなことでは逃げるわけがない龍月達はそのまま助太刀に入り、リオンが斬撃を放ったことを皮切りに、怒涛の猛攻撃を始めたのである。
ナナはハンマー型の神機を愛用しているので、剣士達のような斬撃を放つ技が羨ましく思っていたのである。
「まるで、アラガミだよ‼ けど、このタイプなら、わたしが囮に‼」
「そんなことは行けませんわ‼」
「だったら、逃げな‼」
「どうしてですの‼」
流石、伊達にゴッドイーター精鋭部隊「ブラッド」に所属してるゴッドイーター、ナナは自身のブラッドアーツ「叫喚」を用いて、飛行島で出会った吸血鬼の少年、メルクリオと同じ、自分が囮になると言う作戦を提案してきたので、救助対象である金髪碧眼の女性が危険だと言い出したのである。
それは、ナナも百も承知で、ゴッドイーターと言う危険な任務をいくつもこなし、自らの能力で仲間を危険な目に遭わせていたこともあっただが、そこにはあの人物がいたからこそ、自分が此処に居るのだと、ナナは知っていたのである。
ユーリは金髪碧眼の女性に逃げればいいと指示を出したのである。
だが、金髪碧眼の女性は何故、武装している自分より何も武装してなく、武器と己の肉体のみで、武装している自分より襲ってくる魔物を倒していることが信じられないと言った感じだったので、
「誰かを助けるのに、理由いる?」
「・・・」
龍月が金髪碧眼の女性に誰かを助けるのに理由はいるのかと言い、金髪碧眼の女性は黙ってしまったのであった。