バロンが強化してくれたリノアの武器は、武能を引き出すと、純白の翼が出現し、しばらく、滑空し、火炎弾を数発放って、案山子に命中し、案山子は燃えずにそのままだが、命中した証拠である、燃え後は残っていたのである。
滑空していたリノアはゆっくりと地面に着陸したのである。
「わたしも、龍姫達みたいじゃないけど、空が飛べるようになったのね」
「マスター‼ 大変です‼ ゴッドイーター極東支部と、リトルガーデンと言う場所から、応援要請です‼」
「わかった、リトルガーデンには、星龍達を、ボクは、ゴッドイーター極東支部に‼」
「yes!」
「龍姫、出撃するの?」
「うん、リノアは任意だけど?」
「わたしも行く‼(怖いけど)」
「急がないとね行くよ‼ 転送‼」
リノアの武器武能を見届けたのも束の間、龍姫のインテリジェントデバイスに緊急での応援要請が入ったのだが、なんと、ゴッドイーター極東支部と、IS学園と同じ軍学校「リトルガーデン」だと言う、龍姫は、流星の絆、副将であり、幼馴染みの星龍達をリトルガーデンに向かわせる指示を出し、自身は、ゴッドイーター極東支部に向かうことを決めて、インテリジェントデバイスに通達を出すように指示を出して、リノアに声を掛けられたので、リノアに任意での出撃を求めて、リノアは内心怯えていたが、行くと言い、フラクシナスに転送したのである。
「みんな、準備出来てる?」
「ああ、いつでもいけるぜ‼」
「そうね、さっさと、終わらせましょう」
「ティア、これを」
「二本もいらないわよ‼」
「だったら、オレが」
「行くよ‼」
龍姫とリノアがフラクシナスに到着した頃にはもう出撃メンバーは決まっており、茶熊学園からはシャルロット達と龍美達が応援に駆けつけてくれて、ゴッドイーター極東支部に詳しい、雷翔が、同行してくれることになったのである。
出撃前に、ティアに、龍美から、以前渡された日本刀と同じ長さの日本刀を渡されて、ティアは困り果てていたので、ルークが使いたいと言い出した所で、龍姫が割って入り、出撃の号令を掛けて、
「飛びこんだら、ボクが指揮官です」
「良いぜ、どんな奴がいるんだろうな」
「そうね、わくわくするわ」
「行くぞ‼」
星龍が指揮を取るつもりだったが、龍月が合流出来たことで、指揮権が龍月に移ったので、龍月が同行するメンバー全員に出撃することを告げて、テレプールに飛び込んで、リトルガーデンに向かったのである。
転送途中の空間内で、ユーリとジュディスがバトルマニア丸出しの会話をし始めたのであった。