茶熊学園の学校案内のパンフレットに掲載する写真のモデルに龍美達が、コスプレ衣裳を身に纏い、シャルロットにも自衛隊の制服を着させるという格好にバイパーは興奮していた所に、白銀の鎧を身に着けたクライヴがやって来て、同じく、気にいったのか、綾瀬は、ゴスロリ調の黒いドレスに、シノンは、龍美と同じく、小説に出て来た、弓使いの少女のコスプレ衣裳を身に纏っていたので、鎧如きでは驚く気になれない一行に、バイパーは異世界の文化に興奮しながら、カメラのシャッターを切っていたのであった。
もちろんのことながら、
「なんで、わたし達まで」
「いいじゃないですか‼」
「そうですね、こんな経験は出来そうにないですから」
ゴッドイーター組とトールズ士官組の女子一行も、龍美達によって、コスプレ衣裳に着替えさせられたのであった。
無事に(?)パンフレットに掲載する写真が取れたので、カムイから報酬として、提示通り、アラマキ鮭を丸々一匹もらったのであった。
牛肉大好きシャルロットは不満を漏らしていたが、
「サイノックス狩りじゃ<`~´><一狩り行くぜ‼」
「怪我しないでくださいね~‼」
「会長‼」
「ゲオ、あのシャル公は止まらねえからな」
着替え終えて、どう言った理由か、龍美からもらったロングジャケットを身に纏い、シエル達まで巻き込んでテルカ・リュミレースの帝都ザーフィアス付近の平原に向かうことになって、転送ルームがあるフラクシナスに行くのであった。
生徒会をそっちのけにしていったので、茶熊学園生徒会副会長のゲオルグはかんかんで追いかけて来たのだが、もう時すでに遅しで、とっくにフラクシナスに行ってしまった所だったのであった。
「なんじゃ、龍美達かの」
「ハンクスさん、こんにちは」
「ところで、ユーリは元気にしておるか?」
「どうせ、大暴れしているでしょうね」
「授業はきちんと受けてますよ、では」
「あの、ユーリちゃんが、真面目に、勉強とはね~」
「ユーリだよ、居眠りしてるよ」
「肉~~~~~~~~~~~~~~レ(゚∀゚;)ヘ=З=З=З」
テルカ・リュミレースの下町に到着した龍美達一行は、顔見知りの自治会長のハンクス達にに遭遇し、ユーリは元気かと聞かれて、元気だと返し、街の外に向かったのであった。
態々、武偵所に寄せられていた帝都ザーフィアス付近の魔物退治を受けた状態と言うやる気満々のシャルロットは両手に、双剣を持ったまま、街の外に全力疾走していったのであった。
龍美達一行は追いかけることにして、立ち去った後、ハンクス達は本人がいないことを良いことにユーリのことをさんざん言っていたのであった。