茶熊学園のパンフレットの写真のモデルの依頼を受けることになった龍美達はシャルロットにも、勇龍達が趣味の裁縫で作成したコスプレ衣裳に着替えさせることにしたのであった。
結局、龍美達の着せ替え人形状態になってしまったシャルロットは、自衛隊隊員のコスプレ衣裳に落ち着いたようで、バイパー達が待っている講堂に向かったのであった。
「お待たせしました‼」
「そう言った、面白いことは、オレの担当だ‼」
「おまえは、カメラで撮るだけだろ」
「あれ? クライヴは?」
バイパー達が待っている講堂に到着した龍美達の衣裳を見るなり、バイパーは面白いことは自分が担当すると、言い出して、いつもの黒い胸元が開いた服に着替えているユーリにツッコミを入れられていたのであった。
龍美達がコスプレ衣裳に着替えて終わっているのにも関わらず先に来ていたはずの風紀委員のクライヴがまだ来ていなかったのであった。
しばらく待っていると、
「待たせたな、着替えていた」
「なんか、フレンに見えなくもないね(´・ω・`)」
「鎧も色合いが似てるし」
「白銀の天使?」
「ブッ( *´艸`)」
「何故、笑う‼」
白銀の鎧を身に着けたクライヴがやって来て、カロルがフレンに見えなくもないと呆れながら言い、シャルロットがクライヴに向かって白銀の天使と発言したことで、龍美達が吹いてしまったのであった。
「確か、世界を救いますとか、言ってたっけ?」
「ああ」
「それは、建前だろな、本心は」
「女の子に」
「モテたい」
「と言うのが、おまえの企みだろう」
「・・・」
自衛隊の制服のコスプレ衣裳を無理矢理龍美達に着せられている、シャルロットは、以前、メンズナイツと言う、男性騎士専門雑誌にクライヴが世界を救うと発言していた記事を覚えていたので、クライヴが認めて、綾瀬達には、女にモテたいと言うことが見抜かれてしまい、どうしようもない空気が流れていたのであった。
「とりあえず、写真を撮るぞ‼」
「はい‼」
流石、一番茶熊学園で空気が読めない男、バイパーが写真を撮ると言って、気を取り直したのであった。
バイパーは自前のカメラでパンフレットに掲載する写真を撮って行ったのであった。
「シャッターチャンス‼」
「バイパーさん、このポーズでいいですか?」
「流石だな、龍美達は」
「シャルロットは、敬礼してくれ‼」
「は~い‼」
茶熊学園のパンフレットに掲載する写真のモデルになっている龍美達は慣れた様子で、刀を構えたりして、ポーズを取っていたのであった。
シャルロットは、自衛隊の制服が絵になっているようでバイパーに敬礼するように言われて、敬礼をして、写真を撮ったのであった。