無事にハイデルベルグの王城を奪還し、龍美達が帰還している頃、トーン家で、療養中のチェルシーが目を覚ましたのであった。
「おじいちゃん、わたし・・・」
「これ、寝ておれ、傷が開くぞ」
「ウッドロウ様の所に、行かないと」
「失礼します、ハイデルベルグの王城、無事に奪還しました‼」
「ウッドロウ様は‼ ウッドロウ様は‼」
「これ‼」
「ウッドロウ様はご無事です‼ ウッドロウ様から、チェルシー・トーンにしばらくは療養するようにと、では失礼しました‼」
「ご苦労さん」
「よかった、よかった」
孫娘がベッドから起きようとしていたので、寝ているようにと言ったときだった、ハイデルベルグの王城から使いの兵士が訪ねてきたので、ハイデルベルグの王城は、無事に龍美達の協力で、仮面狂言集団から奪還することが出来た事と、ウッドロウが無事でいると、報告し、兵士は小屋を後にしたのであった。
ほっとしたのか、チェルシーは、その場で腰が抜けてしまっていたのであった。
一方その頃、
「ゲオルグさん、ただいま~」
「どこへ行っていたんだ<`~´>‼」
「ちょっと、新聞部の取材に言ってきた(^-^)‼」
「え~と、バイパーさん、いましたっけ(・・?」
「オレは最初からいた」
「誰も気が付かないって、すごいよね」
「わかった、今日はこの辺にしておこう」
茶熊学園に戻ってきた龍美達を堪忍袋の緒が切れてしまった生徒会副会長、ゲオルグが仁王立ちで出迎えてきて、叱咤し始め、何処に行っていたのだと、バイパーが新聞部の取材に行ってきたのだと、言ったので、龍美がいたのかと質問したところ、バイパーは密かに仮面狂言集団と龍美達が戦っている真っ最中の戦場を駆け抜けて、カメラで写真を撮っていたのであった。
龍神の龍美達と、犬のラピードが気が付なかったのであった。
龍美達とバイパーのやり取りを見ていたゲオルグは呆れるしかなかったのであった。
ゲオルグの説教が終わり、いつも通りに授業を受けることになった龍美達であったとさ。
ハイデルベルグの王城奪還から三日後、
「今日はルドガーさんと一緒に、ある依頼を受けることになったよ」
「ルドガーって、どんな人?」
「不運を招いている人」
「ガレア呼んできたほうがいいじゃ(´・ω・`)」
どうやら、ルドガーと一緒に、レノと言う男性の依頼を受けることになったので、ルドガーと会ったがないアイリス達は龍美達にルドガーとはどのような人物なのだと質問されたので、思いついたことを述べて、キャトラがガレアが必要なじゃないかと呆れていたのであった。