とある雪国の城の隠し通路から潜入してしまった銀髪の二人の男女は城の主であろう人物に案内されるがまま廊下を歩いていたのであった。
そして、案内された場所は、
「ウッドロウ様‼ おまえ達は、何者だ‼」
「フレデリック、剣を納めてくれ、この者達はわたしの客人だ」
「そうですか、失礼しました‼」
「ウッドロウ? ‼」
「聞いたことがある、おまえがあのハイデルベルグの」
「おまえ‼」
「その通りだ、わたしは、ハイデルベルグの現国王、ウッドロウ・ケルヴィンだよ、神殿騎士、アシュレイ君、聖女、ルウシェ君」
「悪いが、オレ達は」
「追われているのだろ」
なんと玉座がある垂れ幕がある謁見の間に案内されたのであった。
銀髪の少女は世間知らずだったようで、ワクワクしながら同行者の青年と一緒に跪くことにしたのであった。
そして、案内してくれていた青い鎧を身に纏った銀髪の男性が、城の主で、雪国、ハイデルベルグの国王、ウッドロウ・ケルヴィンだったのであった。
そして、ウッドロウは自己紹介を行い、二人の名を言い当てて、銀髪の青年、アシュレイ、贖罪聖女であり、自由奔放の世間知らずの少女、ルウシェはすぐにこの場を立ち去ろうとしたのだが、ウッドロウに呼び止められてしまったのであった。
そう二人は教会から離反したことで逃走していることを、ウッドロウに見抜かれていたのであった。
「匿うつもりか‼」
「ああ、今日は、城に泊まってくれればいい、フレデリック、すぐに客室に案内してくれ」
「はい、畏まりました‼ 皆の者、客人をお通しせい‼」
「(何を考えているんだ、あの国王は・・・(´・ω・`))」
「初めての、お城でのお泊まりです(>_<)‼」
アシュレイはウッドロウに自分達を匿えば、おまえにも被害が及ぶと警告したのだが、ウッドロウがそのようなことでは動じないことはわかっているつもりだったアシュレイだったのだが、予想通りに、ウッドロウに匿う形で客室で一泊することになったのであった。
「では、ごゆっくりと」
「ああ」
「こんなお布団は初めてです(^-^)‼」
「どうした物やら(´・ω・`)」
使用人に客室に案内されたアシュレイとルウシェは部屋のベッドに座ってこれからの事を考えていたのであった。
アシュレイは冒険者ギルドにさえ辿り着けさえすれば、問題なかったのだが、ルウシェのことをどうするかを溜め息を吐きながら考えていたのだが、ルウシェのはしゃぎっぷりに呆れていたのであった。
アシュレイと、空気王と海男は同じ人でした‼