新たな次元武偵が誕生していた頃、クレアに荷物の配達を依頼された姫奈太達はテレプールからクレアとヴェイグの故郷の村の近くに転送されたのであった。
その道中でサレと言う、血も涙もなく、以前、シングが住んでいた村でも暴虐の限りを尽くしてたと言うのであった。
スキット:姫奈太の戦闘術
スタン「それにしてもすごいよな、凛々の明星はわかるけど、流星の絆のほとんどは女の子なんだ、そして、みんな、剣が出来るなんて」
姫奈太「前は魔法だけで、剣術が出来るようになったのは・・・ほんの数カ月前なんです」
ファラ「そうなんだ‼ それでも、それだけできれば上出来だよ、龍姫にでも習ったの?」
姫奈太「初めは、ユーリさんに基本は教わって、後は龍音ちゃんの家の道場で」
リッド「?」
あづみ「姫奈太、この人達には、アスナでしょ」
姫奈太「そうだった」
「すいません、アドリビトムの者です」
「これはいつもすまないね」
「どういたしまして」
道中に出現する魔物はさほど強くなく姫奈太でも素手で倒せるほどで、無事に依頼された目的地の村に到着し、村長らしく老人にクレアからの荷物を渡したのでテレパイプで帰ろうとしたのだが、
「村長‼ 大変だ‼ 魔物が、ミドガルズオルムが村の側まで来てる‼」
「何じゃと(;゚Д゚)<‼ あの魔物が‼」
「姫奈太、聞くまでもなかったね」
「スタンさん、わたしの背中、預けました・・・」
「スタンだけじゃないよ、わたし達もいるんだからね‼」
村の若者が大声で叫びながら血相を変えてやってきたのであった。
なんと、村の側まで巨大な大蛇の魔物「ミドガルズオルム」が迫ってきたと言うのであった。
村長曰く、村を襲っては焼き野原にするほどの魔術も操るという大蛇だったのであった。
姫奈太はもう決めていた、以前の姫奈太なら決めることはできなかった、だが、今の姫奈太にはあづみと言う最高のパートナーがいる、そして、新たな仲間達も増えた姫奈太には恐れる者はなかったのである。
そして、アルテマウェポンが残した水色の刀身が光る二尺三寸の水色の拵えの愛刀「雪兎」の柄に手を掛けてスタンに背中を預けると言ったのであった。
それに便乗し、ファラ達も助太刀に入ったのであった。
「大変です、姫奈太達が、大蛇型の魔物と戦闘を開始しました‼」
「大丈夫だろ」
「アンジールさんは姫奈太を信頼しているんですね」
「その通りだ、出ないと、やってられないからな」
姫奈太達がミドガルズオルムと戦闘を開始したこと言う報告がフラクシナスにも入ってきたのであった。
アンジールは姫奈太を信用し、待機を命じて、ルカに稽古を就けていたのであった。