超次元kurosu   作:天龍神

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文化祭二日目 中編

茶熊学園文化祭「熊祭」最終日を迎えており、怪我人とはいえ、ベルベットは今できることを考えていたのだが、

 

「ベルちゃん、今日は無理しないで、休んでいても、いいんだよ」

 

「だが、アタシだけ、楽してるようで」

 

「ったく、怪我人は大人しく、見て回って来いよ‼ ラフィセットも行ってやれ‼」

 

「でも?」

 

「もう‼ ガキは大人しく言うこと聞けばいいんだよ‼」

 

「はい‼」

 

「シャルロット、きつく言いすぎじゃないの?」

 

「ちゃんと、いってやんないと、伝わらなねぇーの‼」

 

龍月から無理せずに療養していても構わないと告げられたのだが、ベルベットは自分も何かしていたいと言ったのだが、ユーリに文化祭を楽しんで来いと言われてしまい、ラフィセットも一緒に行くことになってしまい、ベルベットを乗せている車椅子をラフィセットが押して文化祭を回ることになったのであった。

 

「リィン君、久しぶりですね」

 

「あ、学院長‼」

 

「どうです、茶熊学園は? その様子だと」

 

「はい、今は楽しんでいます」

 

「それは、良かったです、では、わたしはこれで」

 

トールズ士官学院の学院長がリィン達を見つけて、出店にやって来て、たい焼きを一匹買って、ほかのブースを見に行ったのであった。

 

「ただいま~」

 

「ドロ介、どうだった?」

 

「うん、あのエサが気にいった見たいだから、今おいしく、食べてるよ~」

 

「たいやき、一匹、頂戴‼」

 

「紗龍‼ 100ゴールド」

 

「はい‼」

 

「毎度あり‼」

 

ツキミが飼育小屋から戻ってきて、恋龍がドロの様子を尋ねたので、今は恋龍が要ししてくれたウサギ用のエサを勢いよく食べていると言うので、ミラは自分が手塩に掛けている家庭菜園が被害が出ていないことにほっとしていたのであった。

 

今は龍神化すると、IS学園に居るもう一人のシャルロットと同じく髪色が変化するフォームを手に入れて、性格は天真爛漫に変わる、紗龍は一人称が「あたし」から「ボク」と姉と妹達と統一することにしたようで、予め、稼いでいたお小遣いのゴールド通貨で龍美達の屋台にやって来て、たい焼きのカスタードを代金の100ゴールドを支払一匹購入して、仲間の下に戻って行ったのであった。

 

「今、思ったのだけど、龍美って、何人、妹がいるの?」

 

「十五くらいかな?」

 

「よく、家が破たんしないわね(´・ω・`)」

 

「カスミ、黙ってると、姉妹に見えるね(^-^)」

 

「そうね、うちの子だって言っても、そん色ないわね(^-^)」

 

「どうして、この親子は‼」

 

カスミは龍美と一緒に大判焼きを焼いていたのだが、ふと、龍美に質問を持ちかけ、龍美に妹は何人いるのかと興味本位で聞いて、龍美は正直に十五くらいかなと返答し、カスミは呆然としてしまい、そこにいつの間にかいた鳴流神兄妹の実の母、剣心がカスミを見るなり、龍美と姉妹に見えると嬉しそうに言ったので、カスミが照れながら怒っていたのであった。


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