無事に茶熊学園文化祭初日を無事に終え、明日の準備に取り掛かったのであった。
カズノコ組は龍美達がシャルロットを連れ回しながら出店の準備を行っており、イクラ組は大龍が率先して行っていたので、逃げようにも(特に女子は)逃げられないので、恋龍共に一緒に出店の準備を行っていたのであった。
会計は超神次元ゲイムギョウ界で武偵所の書類整理より簡単なようで、本部長と支部長の四人と凛々の明星の首領でありながら若干12歳のカロルもギルドの資金をやりくりするほどの手腕を見せつけていたので、茶熊学園の副会長のゲオルグが真っ青になるほどのびた一文も許さない大龍とカロルの二人であった。
「お届け物です‼」
「サンキュー‼」
「え~と、誰?」
「おい‼ 社長に失礼だろ‼」
「待ちなさい‼ ごめんなさいね、いきなりお届け物を持って来た、こっちが悪いしね、わたしは、
「ユーリ達の知り合いは凄腕揃い何だな」
どうやら、龍美達が出店で使う食材をテルカ・リュミレースの商業ギルド「幸福の市場」に依頼していたようで、その女社長、カフウマンと側近達が荷物を届けてくれて、龍美が領収証にサインして、代金を支払っていると、幸福の市場を知らない生徒がカフウマンに誰と言ってしまったので、秘書だろう、眼鏡の男が注意したところで、カフウマンが止めて、自己紹介を行い、そのまま立ち去ったのであった。
翌日の文化祭最終日の準備が終わって、各自遅刻しないように、解散となったのであった。
そして、その日の夜、
「わたしは、どうすればいいの?」
「ハルカ・・・」
サロンから送られて来た刺客に手も足も出なかったハルカは自室で落ち込んでおり、そこに、あの茶色の子猫に変身していた女の子は自分がハルカに何か出来ないかと考えていたのだが、今はそっと見守ることしかできないのだと、思っていたのであった。
ハルカの傷は幸いにも龍神化して助太刀に入った龍姫達によって完治しているのだが、余程、自分との実力の差を知って思い悩んでいたのであった。
以前から、一番と言うことをこだわっていることに違和感を覚え始めている自分にいることに今だ気づいていないハルカは、龍姫達一行の正体に気づくまでには時間がまだまだ必要なのであった。
「ベルちゃん、痛かったら、言ってね」
「ああ、それにしても、おまえが女だとはな」
「良く言われるよ、ここではちゃんと女子制服だから」
龍月は現在、怪我で動けないベルベットと一緒にお風呂に入っていたのである。
ベルベットはギプスが巻かれている部分にビニール袋を被せられている状態で、龍月の抜群のスタイルを目の前に手ぬぐいで体を拭かれていたのであった。