茶熊学園文化祭で軽音部として舞台に立った龍美達がサプライズゲストとしてとある人物を呼び寄せていたことに、軽音部部長のザックは知らなかったのであった。
一応、フランなどは知っていたのは、同じ女子生徒だからなので、寮で知らされていたので、知っていたのであった。
その人物こそ、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、歌姫、
「みんな~文化祭‼ 楽しんでる~‼ 5pb.だよ(>_<)‼」
「うぉぉぉぉ(>_<)‼」
「お姉ちゃん達、やりすぎだよ(´・ω・`)」
「知ってるの?」
「うん、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、一番有名な歌姫だよ」
「・・・・えぇぇっぇぇΣ(゚Д゚)‼」
青い長いロングヘアーにヘッドフォンをして、黒い衣裳を身に纏った5bp.その人であった。
茶熊学園文化祭に訪れていた観客は予想していなかったサプライズゲストの登場にまた歓喜を上げて、天高く拳を打ち上げたのであった。
赤髪一行は5bp.に会うのはこれが初めてなので、龍姫に誰だと質問し、龍姫は超神次元ゲイムギョウ界が誇る、最高の歌姫であると説明し、キャトラとアイリスはしばらく沈黙した後、その場で大声で驚いてしまったのであった。
幸いにも観客のテンションが最高潮に達したこともあって、二人の絶叫はかき消されたので、問題ないのであった。
そんなこんなで、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、歌姫、5bp.のゲリラライブがスタートしたのであった。
「みんな~今日は楽しんでくれた~(>_<)‼」
「は~い(>_<)‼」
「これが、超神次元ゲイムギョウ界が誇る、歌姫の歌声なのですね」
こうして、5bp.の茶熊学園文化祭ゲリラライヴは無事に大成功のまま幕を閉じたのであった。
ライヴが終わったので、各自で出店を回ることになったのだが、
「‼」
『来たみたい、どうする?』
『いつも通りで行くよ』
ハルカはほかの生徒と一緒に文化祭を見ていた所、あのバイザーが入った仮面を付けた女性兵士を見つけて、見つけてしまったらしく、人気のない場所に向かったので、龍姫達一行はインテリジェントデバイスを介して、念話でハルカの助太刀に行くことを決意したのであった。
「それじゃあ、この子こと、任せて頂戴」
「お母さん、お父さん」
「早くしないと、見失うぞ」
「行って」
「ありがとう」
車椅子のベルベットとその同行者のラフィセットをどうしようか思っていた矢先にいつの間にか来ていた両親と姪っ子にベルベットとラフィセットを預けて、ほかの生徒にばれないように龍神化し、ハルカの下へ急いだのであった。