文化祭の準備中に何かに気づいたハルカは急に走ってどこかへ行ってしまったので、龍美達はハルカが時空管理局の残党と戦いを繰り広げていることに態と気づいていない振りをしていたのだが、ほっとけない病の龍美が黙って見過ごすことに限界を感じてしまったので、ハルカの助太刀にハルカにインテリジェントデバイスを託したメスの茶色の子猫に化けている少女と共に向かったのであった。
「ハルカは馬鹿か」
「仕方ないだろ」
「・・・うん」
「うへへへ(^^♪」
「大龍だけ目的をはき違えてるんだが?」
もちろん流石に元の姿で伊達眼鏡で変装しているのだが、用心をして越したことないので、龍美達は龍神化し、フルフェイスの龍の兜を被って顔を隠しているので、ハルカに気づかれずに助太刀に向かえるのであった。
その道中で大龍がよからぬことを考えていたようで、フルフェイス越しに笑い声が盛れていたのであった。
そうこうしている内にハルカが時空管理局の残党と戦闘を繰り広げている現場に到着したのだが、
「はじめとしては、上出来だったな、死ね‼」
「わたしはまだ、負けられないのに‼」
「魔神剣‼」
「‼ 誰だ‼」
「悪いが、おまえが名乗るのが普通だ」
「・・・・ファーストエイド‼」
「え、あなた、回復してくれたの、ありがとう」
バイザーが入った仮面を付けているナンバージャケットを着用している女性の実力は圧倒的で、槍術初心者で、尚且つ、後先考えないハルカには荷が重く、とうとう、止めを刺される寸前だった所に、龍月が斬撃を放って、見事ハルカに止めを刺そうとした女性に命中し、女性が名乗れと言い出したが、龍美に相手に名を聞くときは自分から名乗れと言って言い負かしている隙に、口数が少ない恋龍がハルカの傷を治癒術で治したのであった。
ハルカはお礼を言い、水色に光る刃先の槍を構えたのであった。
「チッ‼ 今日の所は見逃してやろう‼」
「待ちなさい‼」
「ダメ‼」
「離しなさい‼ 誰よ‼」
「わたし達は、龍神、また、近いうちに会える」
「って‼ も~う‼」
バイザーがついた仮面を着用した女性は龍姫達の加勢に恐れをなしたようで、一目散転送魔術で逃走してしまったのであった。
ハルカが追おうとしたが、深追いはダメだと言わんばかりに、龍神化している大龍がハルカの背後からハルカの胸の部分を羽交い絞めを装って鷲掴みにしてハルカを止めていたのであった。
ハルカは大龍の羽交い絞めを振りほどいて、龍神化しているのとフルフェイスの龍の兜を装着しているのと、話方が元の姿とまるで違うので龍美達だと気づいていなかったので、龍美達は龍神だと言い、近いうちに会えると言い残して、その場を茶色の子猫共に立ち去ったのであった。
ハルカは龍美達が飛んで行った方角を見ながら武装を解除し、佇んでいたのであった。