文化祭の準備でキャベツなどの食材の仕込みを行っていたメンバーは手際よく行っていたのだが、リィンとエマとアリサは兎も角、叔父がレストランの料理人と言うユーシスは見様見真似でネギを刻んでいたのだが、身の丈以上の青い刀身の龍華達が得物にしているバスターソード型神機より細い大剣を軽々と振り回すラウラはどうしてこうなったと言う有様になっていたのであった。
「ラウラ、おまえ、大剣以外の刃物を持ったことないのか?」
「・・・」
「済まない」
「此処はいいから、ゲオルグところでも手伝ってあげたら」
「ハルカの言う通りの様だ、では行ってくる」
料理をしたことがないラウラは包丁でまな板に置いた食材ごとプラチック製の抗菌まな板が一刀両断にされてしまったので、料理が得意な一行は驚きを通り越して、呆れるしかなく、カムイは頭を抱えてしまったのであった。
気を利かしてハルカがゲオルグところで手を貸してやればいいとラウラを送り出したのであった。
スキット:粉もん
フィー「粉もんって、何?」
大龍「粉もんっていうのはな、小麦粉とかつこうて、作る料理のことや」
ミリアム「そうなんだ‼ ボク楽しみ‼」
リィン「まだ、文化祭じゃないぞ‼」
「‼」
「ハルカ?」
「マスター‼ ハルカさんはどうやら時空管理局の残党と」
「わかってる、それと、そこで見てる、子猫ちゃん」
「お願いします、力を貸してください、このままでは、ハルカさんが‼」
文化祭の準備をしていたハルカが何かに気づいたらしく、急に走って家庭科室を飛び出してしまったのである。
龍美だけではなくリィン達以外のメンバー全員がハルカがある組織の者と戦っていることは陰ながら見守っているので知っているのであった。
だが、ハルカが戦っていると言う謎の組織と言うのがサロンと名乗っている、龍美達が壊滅させたあの時空管理局の残党だったのであることに気が付いていたので、龍美達はハルカの助太刀に向かうと見せかけて、窓から自分達を除いていた茶色の子猫に気が付いた龍美は念話で出てくるように言い、子猫からハルカを助けて欲しいと頼まれて、龍美はユーリとアイコンタクトを交わして、ハルカの助太刀に向かったのである。
シエル達はもちろんことながら、文化祭の準備を何食わぬ顔で行っていたので、ハルカのことは気づいていたのである。
「みつけたわ‼」
「ふん‼」
「きゃ‼」
バイザーが付いた仮面を付けたナンバーズのような格好をしている女性がハルカと戦闘を繰り広げていたのだが、ジュディスと恋龍とガイウスに槍を教わっているが使い慣れていないので、間合いが把握できてなかったので、窮地に陥ってしまったのであった。