天界から大急ぎで駆けつけてくれたツクヨミ事、獅子神兄妹の母で、イギリスと日本のハーフの普段の金髪碧眼の容姿から想像つかないほどの漆黒のロングヘアーに巫女服と言う出で立ちのまま、ツキミを龍神として転生することにしたのであった。
「月下の佳人よ、今この場を持って、月下の龍神と生まれ変われ賜え‼」
「ツキミ~‼」
「あの、わたしはどうなりました?」
「あの~ツキミさんですか?」
「はい、わたしは団子をお売りしております、ツキミですが? どうしました? アイリスちゃん?」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)」
「アンタはそれしか言えないのΣ(゚Д゚)‼」
ツクヨミの力によって新たな龍神として転生することになったツキミは光を纏い出し、しばらくそのまま行く先を見守ることにしたのであった。
そしてツキミを包んでいた光が収まり、ツキミは張れて、龍神四家と同じ龍神として転生を果たしのだが、転生する前と同じく、ツキミはマイペースのままなのだが、いきなり堅苦しいしゃべり方し始めたのと、キャトラがツキミの龍神化を見て大声で驚いてしまったのであった。
驚くキャトラに、リタはツッコミを入れていたのである。
ツキミは、ピンクブロンドだった髪から、黒茶色のロングヘアーに変わっており、目がエメラルドグリーンに変化して、胸も一回り成長していたのだが、普段と同じくサラシを巻いている都合上、ぺったんこにしていたのと、露出を好まないので、緑の和服に、白い割烹着と言う、背も少しだけ伸びた、純和風の清楚な姿になっていたのであった。
本来のほんわかな雰囲気が打って変わって、生真面目さが出ていたである。
「ツキミ、あなたはもう歳を取れない、死ねない、それだけはわかってください、大丈夫です、あなたには、仲間がいるのですから」
「はい、ツキミ・ヨゾラ、またこの地に生きられることに、心から感謝しております」
「さてと、元の姿に戻ってください。では」
「ありがとう、ツクヨミ様‼」
「ツキミ~(;_;)/~~~」
「わたし、歳とれなくなっちゃったし、死ねなくなっちゃった」
「ツキミはどうなんだ?」
「今は実感ないですけど、わたしはこれでよかったと思います、ありがとうございました、ユーリさん」
ツクヨミモードになっている明は丁寧に龍神として転生したことをツキミに説明した瞬間にツキミは元の姿に戻れるようになっていたのであった。
飲み込みが早いので明は天界に戻って行ったのであった。
ツキミはこの先歳が取れない、死ねない不老不死になってしまったことに不安になるとこか楽しんでいたので、ユーリは励まし、ツキミはお礼を言ったのであった。