ラウラが御子神家の養子として迎え入れられて数分が経とうとしていたのである。
瑞樹はラウラの肉体をじろじろ見て、ラウラが実子の大龍達と、ラウラと同じ養子の芽龍達と比べてかわいそうになってしまい、一瞬で白衣に着替えており、スケベ丸出しでラウラを羽交い絞めにして、
「あう‼ なにを、母上‼」
「あなたの貧相な体やと、一夏君の妻として、認められないやで‼」
「どうしよう‼ ラウラが、ラウラが(;゚Д゚)‼」
「どうしようにも、この空気から脱出することが先決ですわ(゚Д゚)ノ‼」
「渇‼ 今のうちだ‼」
手当たり次第に触っていたのであった。
気持ちよかったのか、ラウラはそのまま寝てしまったのだが、まだ、瑞樹が触っていたのだが、箒達はどうやって逃げ出すかと考えていたのだが、箒が大声を出してその隙に逃げ出したのであった。
「母上、私には授業が」
「そうね、それじゃあ、これを渡して、おくわね(^^♪」
「これは?」
「いい、それは死ぬ寸前に飲みなさい、必ず、死ぬ寸前よ‼」
「ははい‼」
ラウラは自力で目を覚ましたので、瑞樹に授業があるので帰りたいと申し出たので、流石の瑞樹もこれには観念し、そして、ラウラにあるものを渡したのである。
小さなカプセル型の薬だったのである。
ラウラに死ぬ寸前にしか飲んではいけないと釘を刺して、学園に帰したのであった。
一方その頃、
「ツキミ、なにか、悩みでもあるの?」
「え、ないよ~」
「そう、わかった」
茶熊学園はいつも通りに平常運転で授業が行われ、今は授業間の移動時間で、イクラ組とカズノコ組との合同の授業に向かっていた道中で、龍美は気づいてしまったのである、ツキミが残りわずかの時間しか、生きられないことに、龍神である龍美が、血をツキミに飲ませてしまえば不老不死にすることが出来るが、ツキミの性格上、断るのは目に見えている以上、龍美はツキミとの時間を楽しむことにしたのであった。
そして、その日の夜、
「おやおや、目が覚めたら、みんなが勢揃い」
「ツキミさん・・・ツキミさんの・・・ソウルが・・・‼」
「ツキミ、何か、重い病気を・・」
「違うの。えっとね・・・寿命が来ちゃったみたい。わたしの一族には変わった力があってねぇ。」
「何?」
「自分の寿命をほかの人に分けてあげることが出来るんだよー」
やはり、ユーリを含む凛々の明星とジュード達も気が付いていたようで、龍美達と、妹達である、龍姫達まで飛行島に駆けつけて、もうすぐ命尽き果てるツキミを見つけたのである。
そう、ツキミは他人に寿命を分け与える代わりに自分の寿命が短くなると言う能力を明かしたのであった。