ギルド「自由の灯」を保護して自分の名前以外覚えていない中性的な顔立ちの印象を与える刀剣類の扱いには秀でている星也という新しい仲間を加えたラタトクスの次元対策武偵特殊部隊「流星の絆」との合同での仕事が待っていたのであった。
「つまり、依頼を受けて仕事に行った人を迎いに行けばいいんですね」
「あ、その通り、アンジェからの依頼で、残りのアドリビトムメンバーを連れ帰るのが今回の任務だ‼」
「すいませんが報酬の方が・・・」
「だったら、アドリビトムメンバーから次元武偵に何人か推薦しよう」
「わかりました‼ こちらから次元武偵の資格を持った人がいれば、仕事がしやすると言うことですね。わかりました、報酬の方は、働いて返します‼」
「一応、ゲイムギョウ界からも魔物退治の依頼が出来るように許可は出てますので」
今回はアドリビトムのリーダーのアンジェ・セレーナからの依頼で保護されて際に迎えに行かないといけなかったメンバーを迎えに行くのに護衛をして欲しいと依頼してきたのである。
今のアドリビトムには報酬が払えない状況だったので、アンジェが困り果てていたら、アンジールはアドリビトムのメンバーの何人かを推薦することでアンジェは合意したのであった。
「それじゃあ、此方から出向くメンバーは、和真・志澄琥・士道・龍姫の四名だ」
「はい‼」
「ボクが行きます‼ クレス・アルベイン、よろしくお願いします‼」
「同じく、シング・メテオライト‼」
「お願いね」
「何を言っている、アンジェ、おまえも行くんだ‼」
「心して任務に当たってくれ‼」
ラタトクスからは、流星の絆の大将の龍姫・士道・和真・志澄琥の四名を次元武偵に相応しいかを見定めるためにアドリビトムのメンバーと同行させることにしたのである。
アドリビトムのメンバーからは、クレス・シングが名乗りを上げたのである。
アンジェは見送ろうとしたがアンジールはアンジェが逃げる気満々だったことを見抜き、強制的にアンジェを次元武偵に推薦したことで一緒に迎えに行くことになったのである。
「俺‼ 此処から行きたかったんだ‼」
「シング~‼ 待ってよ~‼」
「コハク‼」
「わたしも一緒に行くことを申し出たんだから、アンジールさん、遅れてすいませんでした‼」
「まぁ、おまえも俺が推薦する予定だったからな」
「それじゃあ、行ってきます‼」
現場に向かうためテレプール前に集合した龍姫達は各自武器などの確認をしていたのであった。
シングはテレプールから余程転送したかったようではしゃいでいたら遅れてコハクと星也も合流し、一斉にテレプールに飛び込んだのであった。