IS学園の生徒の一人でドイツから留学しているラウラが遺伝子を組み合わせて産まれた存在だったことが天界での調べで判明したので、天界でこの事を会議した結果、ラウラは御子神家の養女として引き取られることになったことでラウラに家族が出来たのだが、IS学園は全寮制なので、明日、イズナである瑞樹と、夫で龍武者の龍秋共に、IS学園に向かうことになったのであった。
茶熊学園の寮でラウラが自分の妹になることを知らされた大龍はと言うと、
「ラウラ、お姉ちゃん達が、可愛がってあげるさかい(^^♪うへへへ‼」
「大龍さんが壊れたΣ(゚Д゚)」
「しっかりしてくださいΣ(゚Д゚)‼」
「ソフィ、大丈夫、いつものことだから(あの子も、ソフィだったよね)」
嬉しさの余り、シャルロット達の前でにやけだしてしまい、そのまま不敵の笑みをこぼしたまま、笑っていたので、メアとミレイユと、氷の国の王女、ソフィまでが大龍が暴走してしまったので、止めようとしていたのだが、流石、幼い頃から一緒にいた幼馴染みから来ている余裕なのか、龍美達はなれッ子なので、そっとしておいてやれと、諭したのであった。
その日の夜、IS学園の鈴音にある変化が起きていたのである。
「あう‼ 熱い、胸が、熱い、わたし、胸が無いのに、身体中が・・・特に胸が」
寮で就寝していた鈴音はベッドの上でもがき苦しんでおり、特に自他共に認めるぺったんこの自分の胸が熱を帯びていたのである。
そう、大龍と武龍が鈴音がコンプレックスを持っていたぺったんこの胸を揉んだ理由は、ラクトゲン受容体を活性化させるためだったようで、そのおかげで鈴音のぺったんこの胸が今成長を始め出したのであった。
「(これなら、大丈夫)」
鈴音を起こさないように部屋に忍び込んだ武龍は、鈴音に気付かれないように、化粧台の上に自分が着用している物と同じアンダーウェアーを包装紙に包み、ピンクのリボンでデコレーションを施して、自分の部屋に転送して、退散したのであった。
そして、翌日を迎えたのである。
この日はいつも通りの平日の火曜日なので龍姫達は学校に通う準備に追われていたのである。
龍姫達姉妹は朝食を食べ終えて、玄関で靴を履いて学校に向かったのであった。
「おはよう‼」
「シング、コハク、エミル、マルタ、おはよう」
「おはよう、龍姫、聞いたんだけど、昨日、放課後に魔物がIS学園を襲っただよね?」
「そうだよ、もちろん、アドリビトムと茶熊学園との合同で片付けたんだよ」
「IS学園って、確か、ISって言う兵器の学校よね? どうして、魔物を討伐できなかったの?」
「実は、避難を優先したんだって」
「なるほど」
龍姫達はいつものようにバンエルティア号から通っているエミル達と合流し、昨日のことを話していたのであった。