茶熊学園でも夕飯を食べている頃、IS学園では一夏達が集まっていたのである。
「何よ‼ あの人達は‼ セクハラで訴えてやる‼」
「訴えてどうする、わたし達は命を救われたのだからな‼」
「そうだけど・・・」
「ボクと同じ、名前の人、IS使ってないのに、ボク達より遥かに強かった」
「そうですわね、わたくし達がついていけてないと言うことに」
「ラウラ、何、ぼ~と、してるんだ?」
「あ、済まない、ちょっと、考え事をしていた」
一夏達は龍神化中の龍姫達と、茶熊学園の生徒である、シャルロット達に、ISと言う武装を用いても遅れを取ってしまったことに反省会を兼ねて話し合っていたのであった。
自分達の実力が龍神である龍姫達はおろか、光焔の御子のシャルロットは兎も角、年下である、エシリアにすら手も足も出ないと言うことに深く落ち込んでしまったらしく、途中で御子神姉妹に強制離脱させられたセシリアと鈴音は特に落ち込んでしまっていたのであった。
そんな中、軍人であるラウラは一夏達が話している間、途中から上の空になってしまったのである。
一夏に声を掛けられて、我に帰ったラウラは少し考え事をしていたと本当のことを言わずに、誤魔化したのであった。
一方その頃、鳴流神家では、
「あ、あの子こと、わかったわよ」
「ラウラだっけ」
「ええ、あの子、遺伝子バンクで産まれた、親なしの子だったのよ」
「それって」
「あの国の軍、確か、ドイツ軍は裏で、ラウラが産まれたの、それからはずっと軍人としての生活が待っていた」
「そんなの、ラウラさんは真龍婭お姉ちゃん達とわたし達みたいになっちゃうよ(゚Д゚)ノ‼」
天界の情報網を使って、ドイツ軍の機密情報を得ていた剣心の口からラウラの出生が語られていたのである。
ラウラがクローン技術で産み出されたつまり、真龍婭達と同じく、人工的に作られた人間と言うのである。
龍姫はラウラが左眼に眼帯を付けていたのは、ISに適応するための目だと気が付いていたのである。
美龍飛達はもう自分と真龍婭達のような生き方はもう見たくないと言ったのである。
「それで、お母さんは、瑞樹にある提案を持ちかけたのよ」
「まさか(*´ω`*)」
「そのまさか、ウチと明のとこは兄妹が多いし、瑞樹のとこだったら養子に迎えたいって」
「ありがとう、お母さん」
「後は、あの子を日本に亡命させないと」
剣心は幼馴染みでもある瑞樹にある提案を持ちかけていたらしく龍姫はそのワードを聞いた瞬間にわかってしまったのであった。
そう、ラウラを御子神家の養女として迎えることにしたのである。
瑞樹は大喜びだったらしく、すぐにド養子縁組の手続きを始めていたと言うのであった。
そのことを聞いてほっとした龍姫なのであった。