超次元kurosu   作:天龍神

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晩御飯

ロイドとコレットが都立来禅高校に転入する意志を示したことで、また、新たな仲間が龍姫達共に勉学に励むことになったのである。

 

龍姫は龍美以外を含む家族全員で夕飯を食べており、真龍婭達は、神城家にいつものように押しかけ女房と言う生活を送っているのである。

 

もちろん、茶熊学園の学食でも夕飯を食べているのだが、出費を抑えたい生徒は、寮の自分の部屋で料理を作ることが出来る設備があるので、龍美達は寮で晩御飯をみんなで作っていたのであった。

 

「シャルロット、上手‼」

 

「これでも、チビどものご飯作ってたしね」

 

「そうなんですか?」

 

「エクセ、料理したことないみたいだし、これを機に、簡単な料理作ってみたらどうかな? 日本料理など教えられるし」

 

「粉もんはまかせとき‼」

 

「ねぇねぇ、大阪ってどんなとこ? エシリア、行ってみたい‼」

 

「わたしも大阪には一回行って見たいですし」

 

めんどくさがりなシャルロットも龍美のオーラには勝てないのと、龍美達の料理を食べてみたいと言う願望を叶えると言う野望のために、茶熊学園の女子生徒を集めて今日の夕飯を作ることにしたのである。

 

今日は手始めに、料理をしたことのないと言う、竜の国の王女、エクセリアのために、初心者でも簡単にできる、カレーライスを作ることになったのである。

 

シャルロットは刃物を扱う職なのと、孤児院で培った料理の腕が役に立ったので、ジャガイモの皮むきを担当していたのである。

 

料理をしたことのないエクセリアは、皮むきピーラで人参の皮むきを担当し、皮を剥いた人参を、元退魔士のメアがルーンチェーンソーではなく、普通の万能包丁で半月に切って、鍋に入れて、ジャガイモはエシリアとミレイユが切って鍋に入れていたのである。

 

一番問題の玉ねぎはツキミとハルカが何を恋龍の予備のゴーグルを嵌めて皮向いて、微塵切りにして同じく鍋に入れて行ったのである。

 

やはり年頃なのか、話に華を咲かせており、エシリアとミレイユは御子神兄妹の故郷の大阪に行ってみたいと言っていたのであった。

 

一方その頃、男子寮では

 

「ユーリ殿、慣れているのですね」

 

「すまない、これでいいのか?」

 

「それを鍋に入れてください」

 

「瑠美奈、飯は炊けたか?」

 

「はい、今炊けました‼」

 

「しかし、ユーリさんと瑠美奈さんは手際がいいですね」

 

こちらでもみんなで晩ご飯の仕度を行っていたのであった。

 

もちろん女子と同じくカレーライスを作ることになったが、ユーリと瑠美奈の発案でマーボーカレーにすることになったので、食べたことのないメンバーは様々な想像をしながら作って行ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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