響輝が漆黒の無人人型兵器を見事、秘奥義で討伐完了したので、無人人型兵器の残骸の撤去をラタトスクの職員が変装して行っていたのである。
龍姫達は、龍神化したまま、何があったのかと言う事情聴取を取ることにしたのであった。
「なるほど、訓練中にね」
「はいそうです‼」
「わかった、もう、解散していいよ」
「では、此処はオレ達だけで大丈夫ですから、皆様も解散してもいいですよ」
「そう、それじゃあ、お願いしますね」
一夏達及び、事件現場に遭遇したIS学園の生徒達全員の調書が取れたので、龍姫達は、一夏達を解散させたのである。
大龍と武龍の姉妹に羽交い絞めされていたセシリアと鈴音は胸を鷲掴みにされていたのだが、今は大人しく部屋に戻って行ったのである。
その時だった、
「カキ~ン‼」
「ザクッ‼」
「何‼ わたしの一撃を受け止めただけでなく」
「姉さんの剣を」
「真っ二つにΣ(゚Д゚)‼」
「いきなり何するんですかΣ(゚Д゚)‼ 危ないですじゃないですか<`~´>‼」
龍姫の背後から一夏の実姉の千冬がバスターソード並の剣で、襲い掛かってしたのである。
龍神化してようが、しまいが、龍姫には背後から攻撃されるということには嫌と言うほどテルカ・リュミレースやリーゼ・マクシア、そして自分が転生した現超神次元ゲイムギョウ界などと体験していたのと、幼い頃から祖父、龍造から教わっていた武術と、野井原の秘剣と謳われた猫妖怪の孫であり母である、剣心譲りの戦闘感を持ってさえすれば、例え世界一のIS使いの攻撃などでは龍姫は怯むと言うことはない、そして、愛刀の次元断「蒼虎」を抜刀して、千冬のバスターソードを一刀両断にして、刀身を真っ二つにしてしまったのであった。
その場にいた一夏達、そして、千冬に憧れてIS学園に入学していた女子生徒達は開いた口が塞がらなかったのは言うまでもないのであった。
流石の龍の姫君と謳われ龍姫でも、千冬に注意していたのである。
「すごい、あの世界一の姉さんに勝つなんて」
「千冬様が‼」
「余程、尊敬していたみたいだね」
「それじゃあ、帰ろうか、それにお姉ちゃん達は、茶熊学園のみんなが心配してるんじゃないの」
「そうしよう、我が愛しき妹達よ、帰るぞ」
「まさか、お姉ちゃん、もう一つの龍神化が出来るようになっちゃったの(゚Д゚)ノ」
「募る話もあるのだが、急いで帰らなければならないからな」
「わかった」
落胆している千冬とIS学園の生徒達を尻目に龍姫達も解散することにしたのだが、いつの間にか、龍美が半妖モードの龍神化ではない、もう一つの龍神化を修得してしまったのであった。
そして、龍美達は茶熊学園に戻って行ったのであった。