漆黒のボディーの無人人型兵器は響輝が破壊することになったので、龍姫達はなるべく一夏達から無人人型兵器の攻撃が被弾しないように、するために無人人型兵器のターゲティングを自分達に向けて、一夏達は龍姫達の援護に回ることにしたのである。
ISには銃器類に、巨大な剣などが標準装備されているが、搭乗者の場所が丸見えで、装甲がないので、万が一のことがあっては元も子もないので、一夏達は龍姫達の邪魔にならないように援護に回っていたのである。
「わかりました‼ ボクでもやるんですから‼ 飛ばして行きますか‼」
「流石、オレが認めた奴だな」
「真龍婭~、こっちも行くよ~」
「おう‼」
「なんでだろう、物凄く、安心感があるのは?」
「一夏、仕方ないよ、あの人たちが、ボク達より、場数が多いんだから」
響輝はぶっつけ本番でオーバーリミッツLv3を発動できるようになってしまったので、響輝はその勢いのまま無人人型兵器に特攻していったのを、真龍婭と勇龍が褒めていたのである。
うずめ達も、避難誘導が完了したので、合流を果たしたのである。
一夏は龍姫達と共闘して、なぜか自分が安心感を感じていることに気が付いたので、ボクっ子シャルロットは龍姫達が物凄い場数を踏んでいたことに気が付いていたのであった。
響輝は、真龍婭からもらった紫色の柄巻の二尺三寸の日本刀をしっかりと持ち、構えて、
「虎牙破斬‼」
「あの技は、みんな使えるのか」
「単調な動きで、上下二段だから、隙が小さくて済むみたいだな」
アドリビトムのメンバーの剣士達が大抵基本として学ぶアルベイン流でも基本剣技の一つである、斬り上げて、斬り下ろす、二段構えになっている都合上、隙が小さい技なので、光焔の御子でもあったシャルロットも龍美と龍月に習ったことで修得した、「虎牙破斬」を繰り出して、剣道全国制覇した一夏の幼馴染みの一人、箒は、剣道ではない技に、見惚れていた、一夏は虎牙破斬が隙が小さくて済むと評価していたのである。
「まだまだ‼ 雷神剣‼」
「ぴ~‼」
「今度は、落雷を落としたのか‼」
「まだ、続くぞ‼」
響輝は自分が出来る剣技の中から連携できる剣技を振り絞って、鋭い突きで、そして、敵に落雷を浴びせると言う、技、「雷神剣」を無人人型兵器に叩き込んだのである。
「魔神、双破斬‼」
「今度は、合体技か‼」
奥義として最初に修得した、魔神剣を放ってから、虎牙連斬を叩き込むと言う複合奥義「魔神双破斬」を無人人型兵器に叩き込んで、
「水よ‼ 立ち昇れ‼ 天狼滅牙‼ 水蓮‼」
「今度は水が‼」
もちろんテルカ・リュミレース騎士団戦闘術、バーストアーツも修得済みで、日本刀を逆手に構えて下突きをして水柱をお見舞いすると言うバーストアーツを決めて、
「見切った‼ 龍虎滅牙斬‼」
「きゅ~‼ ボカン‼」
「何、あの技は‼」
響輝は取りあえず、自分が出来る秘奥義の中で、思いついたのが、斬撃を放って、すり抜けながら斬りつけて、飛びあがり、そのまま、日本刀を叩きつけて、魔法陣で捉えて成敗する秘奥義「龍虎滅牙斬」を無人人型兵器に叩き込み、見事、討伐に成功したのであった。