茶熊学園と都立来禅高校もお昼休みが終わり、午後の授業が行われようとしていたのである。
都立来禅高校では、いつもの授業が行われて、茶熊学園では、冒険者についての授業が展開されていたのである。
龍美達も午後からの授業を受けているのだが、
「応急手当ては速やかに、行うように、それと、二次被害が起きないように、周囲の安全を確保したのち、救助者の意識の確認」
「龍美さん、スゴイですね」
「うん、医者なのに、文武両道だしね」
「すごいわね、こんなにも詳しく」
入学したての龍美が上級生のクライブに変わって、応急手当ての講習を開講しているのである。
面倒なことが嫌いなシャルロットが素直に自分の席に着いて、居眠りもせずに龍美の講習を聞いていたのである。
エシリアは頷きながら龍美の講習を受けて、魔導師であり、アーチャーであるヨシュアの双子の妹のミレイユは、カティアに習っていた応急手当ての内容より、医者と言う顔を持つ龍美の応急手当ての講習は勉強になると双子の兄のヨシュアも、龍美達のような文武両道な女がいることに感心していたのであった。
もちろんイクラ組でも授業が行われているのだが、ゲオルグによる話し合いと言うよくわからない授業内容になっていたのであった。
それ相まって、バイパーの発言内容が飛び交っていたのである。
そんなこんなで、茶熊学園の午後からの授業が終了したのであった。
スキット:料理の腕前
ミレイユ「あの~龍美さん」
龍美「どうしたの?」
ミレイユ「龍美さんに、料理を教えてもらうと思って」
キャトラ「そう言えば、龍美って、いつもお弁当よね」
龍美「この方が安上がりだし、ついでに瑠美奈の分作っちゃうから」
瑠美奈「そのおかげで助かってるだけどな」
オウガ「かよ‼」
龍月「ミレイユ、いいよ、ボク達が料理を教えてあげる」
大龍「大阪名物、粉もんも教えたるさかい」
バイパー「オレと勝負だ‼ オレの料理の腕前は、パティシエ級だ‼」
ユーリ「パティシエって菓子作る職人だよな?」
龍美「はい、そうです」
アリサ「それ言うなら、シェフよ」
「真っ直ぐ家に帰るんですよ‼」
都立来禅高校二年四組「は~い‼」
「さてと、茶熊学園にいるお姉ちゃん達にメールを送らないと」
都立来禅高校も授業が全て終わったので、龍美は茶熊学園にいる姉の龍美にメールを送信することにしたのである。
「龍美お姉ちゃん達、元気にしてるかな? 武偵所の方は問題ないけど」
「龍音、大丈夫でしょ、アンタの姉なんだし」
龍音達も授業が終わったので龍美達にメールを送信していたのであった。