依頼を片付けて、報酬をもらった龍美達は、茶熊学園の仲間の、シャルロット達と、アリサ達と、オウガとユーリと言う、異色なメンバーでお昼を楽しんでいたのである。
「シャルロット達に、これ、渡しておかないと」
「何、これ?」
「何だ、冒険者ライセンスじゃなさそうだが?」
「次元武偵ライセンス、簡単に言うと、ボクと同じ仕事が出来るようになるんだよ」
「って、ことは、あたしも、アンタ達と見たいにいろんな場所に行けるってこと(゚Д゚)ノ」
「うん、それに、ユーリさんも次元武偵の一人だから」
「流石、テルカ・リュミレースを救った、英雄様ってことだな」
龍美は武偵所でシャルロット達の次元武偵ライセンスを全員分発行していたので、ちょうど先ほどのメンバーが全員いるので、アイテムパックから顔写真が貼られている、カード状の武偵ライセンスをテーブルの上に広げて渡したのである。
もちろん、エシリアにも武偵ライセンスが発行されているのであった。
オウガは自身が持っている冒険者ギルドから発行されている冒険者ライセンスとは違うので、首を傾げていたのである。
そう、今、この場を持って、シャルロット達が次元武偵として、天界から認められたのだから。
シャルロットが龍美達のようにいろいろなところに出向きながら一攫千金を狙えると夢見ていたのであった。
エシリアは相変わらずのマイペースなのであった。
龍美は、ユーリも次元武偵の一人だと説明し、オウガはユーリのことを英雄と言って茶化していたのであった。
一方、アドリビトムでは、
「ロイド‼」
「先生‼ ごめんなさい‼」
「ロイド・・・」
「(-_-)zzz」
「スタンは相変わらずなのね(*´ω`*)」
リフィルによる講習が行われていたのだが、ロイドが小学生がいとも簡単に解ける掛け算を暗算で解けなかったので、リフィルにチョーク投げでお仕置きを受けていたのである。
その光景を見慣れているリフィルの弟のジーニアスは呆れかえってしまい、それに引き換え、スタンはそのまま、居眠りをしたまま、起きようとしなかったのであった。
この後の、キスティスによる、授業でもスタンは起きなかったのは言うまでもなかったのであった。
龍姫達、都立来禅高校の御一行はと言うと、午後からの授業のためにその準備に取り掛かっていたのであった。
「お姉ちゃん達、大丈夫かな?」
「大丈夫だろ、あの姉に、おまえと言う、妹だしな」
「その通り‼」
「そうだよね、ボクより、強いし‼」
「(龍姫より強いのか)」
龍姫は午後からの授業が始まるまでの時間に、茶熊学園に入学している姉の龍美のことが気にかかっていたので、恋人の士道に励まされて、自分より姉方が強いと言って、午後の授業に集中することにしたのだが、スコールは脳内会話で龍姫より龍美の方が強いのかと、考えていたのであった。