超次元kurosu   作:天龍神

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龍美の奥の手

超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストに茶熊学園の仲間達で魔物退治にやってきた龍美達は、依頼に記されていた、ついでに良いので、退治して欲しと言う大型の狼型の魔物、フェンリスヴォルフに遭遇したのである。

 

初めての超神次元ゲイムギョウ界での戦闘だったが、ついて来た茶熊学園の仲間達はいずれも、精鋭揃いなので、自分が得意な方法で、魔物退治を行っていたのであった。

 

そろそろ、フェンリスヴォルフに攻撃を仕掛けることになったので、

 

「龍月、そろそろ、教えてもいいよね?」

 

「いいんじゃない、ボク達の戦闘術」

 

「龍美達の戦闘術?」

 

「ボク達のじゃないんだけど、説明は後でね、飛ばして、行きますか‼」

 

「え~、龍美が光り出しちゃったΣ(゚Д゚)‼」

 

龍美はあることを茶熊学園の仲間達に教えることにしたので、龍月とこんな状況の中で相談し、そして、龍月も同じことを考えていたのであった。

 

その話を聞いていたシャルロットとエシリアは戦いながら、?を浮かべて戦っていたので、論より証拠と考えた龍美は勢いに乗って、オーバーリミッツLv3を発動させ、フェンリスヴォルフに愛刀の天羽々斬を構えて攻撃を仕掛けに行ったのである。

 

龍美からいきなり光が放出されたので、シャルロットとエシリアは驚きが隠せないでいたのである。

 

アリサ達はバースト状態にでもなったのだと思い込んでいたので、さほど、驚く様子がなかったのであった。

 

「グルルル~‼」

 

「遅い、虎牙破斬‼」

 

「格好いい(≧▽≦)‼」

 

フェンリスヴォルフも負けじと龍美に襲い掛かったが、場数を踏んでいる龍美には、手に取るようにわかっていた動きだったので、フェンリスヴォルフの右前脚の爪での攻撃を、そのままフェンリスヴォルフの右側に避けて、隙を見逃さず、斬り上げながら、落下する勢いで、斬り下ろしたのである。

 

エシリアは、剣術の授業を取ってないのだが、龍美と同じく二刀流を使う者として、虎牙破斬と言う、上下二段構えに斬りつける攻撃は見様見真似で修得していたのだが、龍美の方がキレがあって、格好良いとはしゃいでいたのであった。

 

龍美の攻撃は留まることはなく、

 

「秋沙雨‼」

 

「早い‼」

 

「スゴイ、連続突き‼」

 

高速の連続突きを繰り出した後、〆に斬りつけるという型にした秋沙雨と言う技を立て続けに繰り出したのである。

 

その物凄い連続突きを見た仲間達は龍美の技に感想を述べていたのだが、

 

「牙連蒼破刃‼」

 

「まだ、続くの~‼」

 

「あれって、風属性の技だよね?」

 

「エシリア、おまえは相変わらずだな(*´ω`*)」

 

龍美はフェンリスヴォルフに攻撃する隙など与えるはずもなく、そのままの勢いで、華麗なる乱舞から〆に疾風の斬撃を叩き込んだのである。

 

エシリアは自分が得意としている属性である、雷が、龍美達で言う属性形式に当て嵌めると、火と風の複合属性になることを教えられたので、「地」「水」「火」「風」の基本の属性を使えるように現在、龍美達の下で教わっているのである。

 

奥義まで繋いだ龍美は

 

「舞い降りて‼ 光翔戦滅陣‼」

 

「バーストアーツだよ‼ エシリアも教えてもらった‼」

 

「あれが、バーストアーツ」

 

光の魔法陣を展開した後、フェンリスヴォルフに向かって斬撃を放ち、

 

「決める、聖天十字衝‼ 安らかに、眠って」

 

「何、あの物凄い、技は」

 

「秘奥義」

 

「さてと、片付いたし、本部に帰るよ」

 

「そうね」

 

龍美は二刀流になり、フェンリスヴォルフに乱舞を叩き込んだ後、最後に十文字になるように十字に斬り捨てたのであった。

 

そして、フェンリスヴォルフは光の粒子になって消えて逝ったのを見届けた龍美達は依頼を完了したことを報告しに戻ることにしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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