茶熊学園の生徒でも冒険者として、冒険者ギルドからの依頼を受けることが出来るので、申請すれば、茶熊学園から、現場に行けるのである。
もちろん、龍美もそれを利用し、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの武偵所に寄せられている依頼を片付けようとしたのだが、
「ねぇ、一緒に依頼、片付けない?」
「でも、わたし・・・」
「マリも、見学者だけど、ボク達の仕事を見るいい機会だし、それに」
「龍美‼ 報酬は山分けでいいの~(^^♪」
「シャルロットが、笑顔で、仕事をするなんて(;゚Д゚)‼」
「いいの? わたしで」
「大丈夫‼ アリサ達も来てくれるから‼」
「それじゃあ、付いて行ってあげる‼」
茶熊学園に見学者として訪問している赤いフレームの眼鏡を掛けている黒いロングヘアーの少女、マリを自分の仕事に同行するように誘ったのである。
どうやら、龍美は、茶熊学園でも次元武偵の人材を居抜きすると言う抜け目ないこともしていたのである。
今回の仕事は報酬がいいのか、生徒会の仕事をゲオルグに押し付けているシャルロットが笑顔で報酬は山分けと言いながらやってきたので、カズノコ組の一行は目が点になってしまったのである。
マリは本当に自分でいいのかと、龍美に質問したのだが、龍美にはそんなことは寒けなく、今回はゴッドイーターのアリサ達も一緒に行くことになっているので、マリはこれもいい機会だと思い、一緒に行くことを決心したのである。
「これは何?」
「テレパイプって言う、説明するより、使った方が早いから、行くよ‼」
「エシリアも一緒に行く‼」
「いいよ‼ それじゃあ、ついて来てね‼」
「どこ行ったの?」
「ナナさん、行きましょう」
先に茶熊学園の校門前に待っていた龍月達と合流した龍美達御一行は、そのまま開けた場所に到着し、龍美がいつも身に着けているアイテムパックから慣れた様子でいつも使っている小型転送装置「テレパイプ」を取り出して、マリが何と質問したのだが、百聞は一見に如かずと言うことを龍美はその場でテレパイプを作動させて、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武偵所に行くための転送空間を作ったのである。
そこにエステルと同じピンク髪をツインテールに結い、リュックサックを背負っているカズノコ組の少女、エシリアが好奇心をさらけ出してやってきたので、龍美は一緒に来るかと尋ねたら、エシリアは笑顔で付いてくると言って、一緒に、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの次元武所に転送していったのであった。