カズノコ組の学級院長が元光焔の御子と名を馳せた少女で、剣士&ライダー&双剣士と言う顔を持ち合わせいるシャルロット・フィリエが立候補したことで早く終わったのだが、龍美達は、シャルロットが、ノワールの魂によって、自分と相手に素直に話せないのを隠すために偽りの自分と言う仮面を被っていた勇龍達と重なってしまい、シャルロットの本来の性格を見抜いてしまったのであった。
案の定、シャルロットは、しばらくして、気が抜けてしまったのか、同じクラスメイトである、少年のヨシュアに本性で話していたのであった。
「やっぱり、無理してたんだな、シャル公」
「何だ、おまえ知ってたのか?」
「ああ、以前、あいつが御子をしていた国と、やり合ったことがあってな、その時に、無理して、凛々しくしてやがったってわけだ」
「なるほど、ありがとさん」
「ヨシュ坊、肩揉んで」
「どうして、ボクなんですか(゚Д゚)ノ‼」
カズノコ組で如何にも学ランを改造した制服を着ている大柄の男こと、荒野の金獅子、オウガ・ザ・ドレッドレオンはシャルロットが本来、学級院長と言う役職に向いていないことは知っていたらしく、シャルロットが無理をしていたことには気がづいていたので、ユーリがシャルロットに関することを尋ねたのである。
オウガの話では以前、シャルロットが御子だった頃に、やり合ったらしく、その後、シャルロットが、御子を辞めてしばらくして、神鳥のトリ公がやってきたが、シャルロットがトリ公を調教してしまい、今に至ると言うのであった。
「では、学級院長を選出する‼ 誰か、引き受ける者はいるか?」
「(いきなりは、無理だろ)」
一方、イクラ組の恋龍達はソウマから学級院長を決めるように言われて、竜騎士団長のゲオルグが仕切り出して、学級院長を決めることになったのだが、それぞれ、部活が忙しいらしく、結局、
「ゲオルグがやればいいだろ」
「では、ゲオルグ、イクラ組の学級院長の任を仰せつかった‼」
「初めから、ゲオルグさんがやった方が早いねん‼」
「大龍のしゃべり方にはついていけん‼」
「イサミ、凛々の明星のメンバーの一人と一緒のクラスとは」
「ああ、あのテルカ・リュミレースの英雄のギルドの大将と同じクラスとは」
満場一致でゲオルグがイクラ組の学級院長をすることにしたので、恋龍達の中から学級院長をすることはなかったのだが、ゲオルグは関西弁で喋る大龍についていけないと言うよりは、どうやら、女性が苦手な感じだったのである。
鬼殺しの一族の、シズクとイサミはどこから入手したのか、カロルが凛々の明星のメンバーを率いているテルカ・リュミレースの危機を救ったギルドの首領であることを知っていたのであった。