フラクシナスの宿泊部屋でアリサ達は明日に備えてゆっくりと体を休めることにしたのであった。
アリサは、今だに龍美がボクっ子で自分以上のスタイル抜群の肉体の女であることは、龍美達が基本的に男物の服を好んでいるので体型がわからなかったのは言うまでもない。
そして、翌日の朝を迎えたのであった。
「おはよう」
「おはようございます、ナナさん、それじゃあ、着替えて、朝食を取った後、行きましょう」
「うん、楽しみだな、シエルちゃんと同じクラスに慣れたらいいな~」
フラクシナスに泊まっていたアリサ達は起床し、茶熊学園の女子制服に器用に右手首に嵌められている腕輪を外さずに着替えて、朝食を摂って、茶熊学園の女子寮に向かったのであった。
「よかった、この制服、サイズが合って」
「アリサさん、いつも前が開いてましたし、余計、セクシーに見えますよ」
「茶化さないで‼ ナナ‼」
「そろそろ、体育館に行きましょう、ほかの生徒達も体育館に向かっているので」
無事に茶熊学園の女子寮に到着したアリサ達は割り振られている自分の名前が記された札が掲げられている札を見つけて、手荷物を置いて、入学式が行われる茶熊学園の体育館に向かったのであった。
「龍美ちゃん‼ 久しぶりの制服の感想は?」
「なんか、落ち着かないな」
「なんだ、おまえ達も、ここの入学の招待状が届いていたのかよ」
「あ、ユーリさん」
「ボク達もいるよ‼」
「凛々の明星のメンバー全員とジュード達にも送られて来たんだ」
「うん、わたしも部屋に戻ったら、届いてたから‼」
アリサ達より先に茶熊学園の体育館に到着していた龍美達は、久しぶりの女子制服に袖を通して、各々に感想を述べていたのである。
瑠美奈は男子制服のブレザーを着ているそばから、同じくブレザーを来た凛々の明星のメンバーと、ジュード達もやってきたのであった。
どうやら、レイアも部屋に帰って郵便受けに茶熊学園の入学の招待状が届いていたらしく、女子制服に身を包んでいたのである。
綾瀬達もちゃんと制服に身を包んでいるのである。
そして、
「入学生のみなさん、茶熊学園、学長の、カムイです。今日から、皆さんは、此処、茶熊学園の生徒として、自覚を持って、勉学に励んでください」
「お母さんから聞いてたけど、本当に熊何だ」
「エッグベアと戦わせたら、どっちが強いんだろ?」
「学長だろうな」
茶熊学園の入学式が始まり、茶熊学園の学長のカムイが入学生に向けて挨拶を終えて、次に、在校生代表として、ソウマが代表挨拶を終えて、無事に入学式を終えたのであった。
龍美達は自分達の教室に向かう道中で、エッグベアと言う熊型の魔物と、熊のカムイを戦わせたらどっちが強いのだという会話を楽しみながら割り振られた教室に到着したのであった。