超次元kurosu   作:天龍神

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入学色前日

フラクシナスに明日、茶熊学園で行われる、入学式に間に間に合うように出迎えられたゴッドイーターの隊員のアリサ達は、剣心に一泊だけだが、今日宿泊する部屋に案内されていたのである。

 

「ちょっと狭いけど、大丈夫そうね」

 

「いいえ、わたし達だけでも、広すぎるくらいです、感謝します」

 

「よかったわ、それじゃあ、明日までゆっくりして行ってね(^-^)」

 

「ありがとうございます、アリサさん、さっきの、剣心さんとは、知り合い何ですか?」

 

「うん」

 

アリサ達が案内された部屋は大の大人が三人でも十分な広さのお風呂とトイレが別になっている部屋にシエルは剣心に感謝し、剣心は何かしら知っている笑みを浮かべて、部屋を後にしていったのを見送ったシエルとナナは、アリサと剣心が仲良く会話をしていたのを見て、アリサに剣心とは知り合いなのかと質問し、アリサは剣心との関係を打ち明けることにしたのである。

 

「わたしが、小さい頃に、一度、アラガミから助けてもらったことがあるの」

 

「その人が、剣心さんなんですね」

 

「そう、その時、わたし、こんな人みたいに強くなりたいって」

 

「それが、アリサさんが、ゴッドイーターになるきっかけになったんですね」

 

「ええ、それから、数日が経って、また、アラガミに襲われた、もう死ぬかと覚悟した、その時だった」

 

アリサは幼少期にアラガミに襲われて、その時に剣心に助けてもらったことがあると話、その話を聞いているナナはアリサがゴッドイーターになった理由がわかった気がしたのである。

 

話はまだ続き、またアラガミに襲われてしまい、絶体絶命の危機に立たされた時の話を切り出したのである。

 

「大丈夫?」

 

「え?」

 

「また、剣心さんに助けてもらったんですね」

 

「ううん、違うの、その時、わたしを助けてくれたのは、わたしと同じ歳くらいの、黒髪の男の子が手に見たことない、剣でアラガミを一掃したの」

 

「スゴイ‼ アリサさん、まさか、その子に会うために」

 

「ええ、ゴッドイーターに入ったらまた会えると思って、生きていたら、わたしと一緒位だと思う」

 

「では、名前は聞いたのですか?」

 

その時、助けてくれたのは黒い髪にアリサの故郷では見たことない日本刀でアラガミを一刀両断にしてしまった男の子だったと言うのである。

 

ナナは察した、アリサがゴッドイーターになった本当の理由はその男の子に再開するためだったのだと、シエルはアリサにその男の子に名前は聞いたのかと質問したのである。

 

「そう、忘れもしない、鳴流神龍美って、自己紹介してくれたから」

 

「会えるといいですね、その龍美さんに」

 

「そうね、それじゃあ、今日はこの辺にして、休まないと」

 

「はい‼」

 

アリサは龍美が幼かった時に会っただけだったのと、姉妹揃っての男装を好むので、中性的な顔立ちの男の子だと思い込んでいたのであった。

 

明日に備えて休むことにしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 


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