超次元kurosu   作:天龍神

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茶熊学園からの入学招待

龍美達と依頼が被ってしまったのは、天界がアイリス達を次元武偵としての能力があるのかと言う実技試験を兼ねたもののようで、無事にアイリス達は以前冒険者ライセンスを取る際にとんでもない法外な料金を吹っ掛けたエルフの女性、ラーレッタとは違い、龍美がアイリス達に次元武偵のライセンスを授与したのである。

 

「この封筒、茶熊学園?」

 

「オレにも、茶熊学園からの入学の招待が届いてるが、どうする?」

 

「一応、いつもの仕事をしながらでも学校生活を送れるみたいだね、決めた‼ 一緒に茶熊学園に行こうよ‼」

 

「オレに拒否権は無いよな(*´ω`*)」

 

アイリス達が武偵所を後にして龍美達は執務室だった現在、本部長室になっているのだが、机の上に白い茶熊と書かれた刻印が押されている封筒が置かれており、所員に封筒について聞いたところ、魚の形をしている島に建てられている言われている通っている生徒は、最年長が10050歳と言う吸血の帝王が通っていると言う茶熊学園からの入学の招待状だと教えられた龍美と瑠美奈は席に着いて、封筒の封を解き、中に張っていた招待状のないように目を通し、次元武偵をしながら通えると書かれていたので、龍美は何も考えないで、即決し、瑠美奈も巻き込んで入学することにしたのである。

 

「龍月達にも来てるかな? 聞いて見よ、もしもし?」

 

「龍美ちゃん‼ 茶熊学園から招待状来た? ボクの所にも来てるんだけど?」

 

「龍月も来てるの? ボクと瑠美奈にも入学の招待状が届いてるよ‼」

 

「何だ、みんなにも茶熊学園から入学の招待状が来てたんだな」

 

「入学するんやんな、行くで‼ 茶熊学園‼」

 

龍美はもしかすると龍月達の下にも茶熊学園からの招待状が届いているかもしれないと思い、通信をしたところ、龍月達にも茶熊学園からの招待状が届いており、龍月達も入学する意志を見せていたのであった。

 

「これがユーリの部屋にか」

 

「何だよ、いい歳した、奴が制服着て、青春を満喫している所でも浮かんだか?」

 

「ごめん、茶熊学園か、もしかすると、凛々の明星のメンバーにも来てるんじゃないか?」

 

「間違いないだろな、折角の入学の招待だ、おまえに変わって、青春を満喫してきてやるぜ‼」

 

テルカ・リュミレースの帝都ザーフィアスのユーリの下にも茶熊学園からの入学の招待状が届いていたらしく、現騎士団長である、幼馴染みのフレンに報告をしていたのである。

 

フレンは親友の茶熊学園の制服姿を想像し、笑ってしまい、ユーリにツッコミを射られてしまったが、ユーリは同じギルドのメンバーにも招待状が届いているだろと察し、明日の入学式に間に合うように団長室を後にする寸前にフレンに青春を楽しんでくると言って、茶熊学園に向かったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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