事件性がないと言うので近隣の住民から警察に寄せらていた依頼と言うより、厄介ごとを押し付けられた形がもちろん、報酬は出されるので、龍美は面白がって瑠美奈と一緒に現場である遺跡に向かったのであった。
教会だがそれは建前で今は国営から解放されて、ギルドを合併し、設けられた超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌを本拠地にしている武偵所本部から出発して、五分後、
「此処が依頼にあった、遺跡だね」
「資料では、誰もいないのに、声がするから、気味悪いってことか、遺跡だからな」
「幽霊さん~‼」
「龍美、本当に、怖い物知らずだな(*´ω`*)」
依頼書に記された現場の遺跡に到着したので、二人は遺跡が目的であることを確認して、誰もいないはずの遺跡から声がすると言うので、これには警察も呆れて投げだしたいのもわかる気がした瑠美奈だったが、龍美は相変わらずの天真爛漫ぶりを見て、幽霊すら呆れるくらい溜め息をついて遺跡に向かったのである。
「あれ?」
「‼」
「え~と、龍美さん、どうしてここに?」
「何だ、龍美、知り合いなのか? オレは、龍美の幼馴染みの、式神瑠美奈だ、よろしくな」
「わたしは、アイリスです」
「キャトラ‼」
なんと、飛行島にも龍美達と同じ依頼が寄せられていたようで、アイリス達も同じ依頼を受けていたのであった。
瑠美奈とは初対面だったこともあってアイリス達は、瑠美奈と自己紹介をして、遺跡の調査に向かったのである。
スキット:遺跡
キャトラ「遺跡っていい思い出ないわね(*´ω`*)」
アイリス「そうね、遺跡から、わたし達の旅は始まったと言ってもいいかもしれないし」
龍美「確かに、遺跡は多くはお墓だしね」
瑠美奈「古墳もだな・・・」
「魔神剣‼」
「‼」
「虎牙破斬‼」
「アイリス‼ 魔法、放ってる隙は無いわね(*´ω`*)」
「けど、龍美さん達が強いからって、気は抜けない‼」
遺跡調査は危険と隣り合わせであるのは常識で、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの遺跡も例外ではなく、道中でゲイムギョウ界に生息している、スライヌをはじめとする魔物の群れを一掃しながら道を進んで行ったのである。
相変わらずの素早い二人の剣裁きに見惚れながらも赤髪の少年も片手両刃剣を用いて磨いた技を繰り出し、アイリスが援護に入ったのであった。
「お~‼ 素晴らしい~」
「姉さん‼」
「だれが居るわ‼」
遺跡を道なりに進んでいた龍美達は女性と、子供の声が聞こえて来たので、注意を払ったのであった。