龍姫達が学校で授業に勤しんでいる頃、アドリビトムのメンバーは一応、ラタトスクの整備士の手によって改造を加えられ、転送装置が搭載されたバンエルティア号を拠点にギルドの依頼をこなしながら、希望者だけ、講習を受けていたのだが、キールの腕までは収集が付かなかった現場に運よくバンエルティア号を見学しに来たスコール達の保護者のキスティスがやってきたことで無事に授業が行われることになったのであった。
「ポン‼」
「お、ありがとうな」
「なんだ、このピンクは?」
「こいつは、星タヌキって言う、魔物何だが、敵意を示さなければ、仕事を手伝ってくれるみたいなんだよ。龍美本部長が連れて帰ってきたらしくてな」
「あ~、なるほど、龍美本部長なら、星タヌキに懐かれて当然だけど、あの無能教祖はダメだよな」
「ポン‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの現次元武偵所では、昨日、龍美が連れて帰ってきたピンクと白の星タヌキが所内の手伝いをしていたのである。
星タヌキが手伝ってくれることで所内の雰囲気はガラッと変わったようで、所内の所員達はイストワールより星タヌキの方が良いと本人がいない所で本音を言っていたのであった。
星タヌキは飛行島の大工タヌキ同様に人間に懐いてしまったので、所員達の仕事に慣れてしまったのであった。
「この依頼、ボクが行こうと‼」
「一人で大丈夫か?」
「一緒に行く? ルドガーさん、別の件で出てるし」
「わかった、行こう‼」
龍美はルドガーには別の一件を任せているので、今寄せられた依頼書を見て、プラネテューヌの遺跡で変な声を聞いたと、どう言うことか、警察から寄せられていたので、龍美が遺跡に向かうことになったので、瑠美奈が一緒にその現場の遺跡に向かったのであった。
龍月達もほかの依頼で龍美に協力出来ないと連絡してきたので、今日は瑠美奈と二人だけで依頼を片付けることにしたのである。
遺跡は武偵所から歩いて北に5~6分歩いて到着する位置にあるので、バイクは使わず、歩いて行くことにしたのである。
「遺跡か? ゲイムギョウ界にも遺跡があるんだな」
「遺跡って言っても、希少価値は雀の涙だからね」
「なんとなくわかるよ(*´ω`*) オレも遺跡は全くわからないしな」
「ボクも同じ(^-^)‼」
現場の遺跡に向かう道中は、整備された道を歩いていたので、魔物には遭遇することはないので、龍美と瑠美奈は話しながら遺跡に向かっていたのであった。
二人は遺跡には全くないので、さっさと依頼を片付けることを考えていたのであった。