龍翔一家が新婚旅行を計画している中、もちろんほかの三家も計画していたのである。
特に、すずかと結婚した龍臥は、すずかの一家に急かされていたのは言うまでもない。
そんなこんなで翌日の朝を迎えたのであった。
龍姫達はいつものように起床し、道場での特訓を終えて、制服に着替えて、台所で朝食を取り、お弁当とカバンを持って学校に向かったのである。
道中で、スコール達と合流して、龍音達とは別れて、無事に都立来禅高校に到着したのであった。
もちろん、ヒスイの尾行はほったらかす勢いで教室の自分の席に着いてホームルームが始まるまでクラスメイト達との会話を楽しむことにしたのであった。
リノアとコハクは似た者同士で仲がいいようで、すぐに仲良くなったのだが、スコールとルークは徐々にだがクラスメイト達と仲良くなっていた様子で、ティアは伊達眼鏡で変装しているのだが、それが返って目立ってしまったので、
「ティアちゃん、気配消さなくても(*´ω`*)」
「わたしは・・・」
「元軍人だろ、いい加減に女子高生を楽しんだらどうだ」
「わたしだって、龍姫達みたいに素直に言いたいのよ‼」
「うん、可愛いものに、目が無いんだもんね(^_-)-☆」
「お~い、珠ちゃん来たぞ~」
席は左端の列の一番後ろでも放たれるオーラは消せなかったようで、いつもの冷静な女のしての化けの皮が龍姫達によってボロボロと剥がれて落ちて今は可愛い物が大好きな少女としての顔が露見している状態になっているのである。
そこに男子生徒が担任教師の岡崎珠恵が教室に向かっていると伝令を飛ばしてきたので、各自、自分の席に着いたのであった。
しばらくして、龍姫達のクラス担任教師の岡崎珠恵が教室に入ってきたので、ホームルームが始まったのであった。
一方その頃、
「助けてくれ~‼」
「キール、どうしたの?」
「何だ?」
「ボク一人で、こんだけの」
「来て、良かったわ、はい、授業、始めるわよ‼」
「は~い、キスティス先生‼」
フラクシナスでは、キールが残っているメンバー達に教鞭をとっていたのだが、どうやらうまくいかないようで幼馴染みのリッドとファラに助けを求めていた所に、キスティスがアドリビトムの様子を見て、呆れてしまい、キールの代わりに教鞭を取ることになったのである。
「ねえさ~ん‼」
「おおお、この遺跡はまだ調べてなくては‼」
此処は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ近郊に位置する場所にある小さな遺跡なに銀髪の姉弟が訪れていたのだが、姉の方が自分の世界に入っており、今だに遺跡から出ようとしなかったのであった。