飛行島の調査を終えて、書類をアッと言うまにいつの間にか作成し、天界に提出した龍美と龍姫は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にて、ある手続きを行っていたのであった。
「これで、あの二人の署名だけ」
「明日、学校が終わってから、二人に聞いてみるよ、お姉ちゃん」
「そろそろ、帰ろうか?」
「お姉ちゃんは瑠美奈さんはどうするの‼」
「忘れてた(^-^)、わかった、今日は大人しく、こっちで寝ます‼」
「お願いだから、それでお願いしますよ」
どうやら、ロイドとコレットの都立来禅高校への留学の書類の手続きをしていたようで、後は本人の自筆の署名で完了するのだが、明日、龍姫がこの書類を二人に見せて、留学の意志を聞くことになったのである。
龍美が部屋にある時計を見てちょうどいい頃居合だったことに気が付いたので、恋人の瑠美奈をほったらかす勢いで実家に帰ろうとしたので、流石の妹の龍姫も恋人をおろそかにする姉を叱咤し、龍美は大人しく今夜は教会で過ごすことにしたのであった。
そう言って、龍姫は姉がちゃんと恋人の瑠美奈と過ごすのかと気に掛けながら実家に帰ることにしたのであった。
「ただいま‼」
「お帰り、龍姫、お風呂湧いてるわよ‼ 入っちゃいなさい‼」
「うん、そうするよ」
そのまま、自宅帰った龍姫は母、剣心に出迎えられて、お風呂の湯が沸いていると言われて、お風呂に入ることにしたのであった。
「どこがいいかな?」
「あまり、長い期間は無理だよ‼」
「新婚旅行か~、ボクもいつか・・・」
「冬龍、まだ小学生だろ‼」
超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会から数分の場所に建てられている二階建ての一軒家に現在、四人で暮らしている龍翔達こと、鳴流神家は、どうやら新婚旅行の計画を練っていたようで、その傍らで、冬龍がいつもの男の子のような性格から一変して、恋夢見る少女らしいことを言っていたので、龍翔はツッコミを入れていたのであった。
冬龍は親友のヴィヴィオ達とはあれから仲良く切磋琢磨しながら己の力を付けているのである。
今になっては、オーバーリミッツLv2まで解放できると言う若干九歳にして、叔母たちと同じ二刀流まで修得してしまった上に、素手でも軽く魔物退治すらやってのけてしまうほどの実力者になっていたが、龍姫を目標にしているのであった。
得物は相変わらず竹刀だが、同年代には剣術では負けなしと言う快挙だったのであった。
期待の龍神が龍姫達と肩を並べる日はそんなにも遠くないのであろう。