超次元kurosu   作:天龍神

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白猫の帝都ザーフィアスに

ルーンと言う特殊な石を持ってテルカ・リュミレースの帝都ザーフィアスの現皇帝であり、エステルとは血縁関係に当たるヨーデル・アギュロス・ヒュラッセインに献上する名目で急遽、帝都ザーフィアスのザーフィアス城に乗り込むことになったのであった。

 

凛々の明星が乗って来たバウルが引いて来た木造船のフィンエルティア号にアイリス達を乗せて、向かっていたのである。

 

龍姫達はそのまま、ザーフィアスに一方通行だがないよりかは良い小型転送装置「テレパイプ」で一足先に転送していたのであった。

 

「見えてきたわよ、此処がテルカ・リュミレース、そして、あの街が、帝都ザーフィアスよ、バウル‼」

 

「あれが、ユーリさんと、エステルさんが育った街、帝都ザーフィアス」

 

「どうして、龍姫ちゃん達は先に行っちゃったのよ~」

 

「レイヴンが騒いでいても何も変わらないから」

 

しばらくして、テルカ・リュミレースが見えてきたので、ジュディスは帝都ザーフィアスの方に行く指示をクリティア族特有のナギークと言う物を通してバウルの角で指示を出して、進路を取ったのである。

 

アイリス達は初めて行く、帝都ザーフィアスについて、エステルから聞いていたのは、ユーリと、その幼馴染みである、フレン、そして自分自身が生まれ育った街であり、以前は貴族と平民の格差が酷かったのだが、龍美達のおかげで貴族だろがなんだろが人としての地位を持てるまでになったと言うを聞いていたのであった。

 

降りられる場所をバウルが見つけて着陸したのだが、龍姫達が先に行ってしまったことにショックを受けてしまったレイヴンは拗ねていたので、カロルが注意すると言う変な光景になってしまったが気を取り直して、帝都ザーフィアスの下町から入って行ったのである。

 

「ユーリ、仕事は終わったのか?」

 

「今から、殿下に会いにな」

 

「殿下には失礼のないようにな」

 

「ユーリに礼儀作法は無理でしょうね」

 

「では、これで」

 

下町の噴水広場で自治会長のハンスクに遭遇したのでユーリはいつものように会話をして、ザーフィアス城に向かったのである。

 

「此処が市民街だ、ほんじゃ、龍姫達を待たせるわけにはいかねぇからな」

 

「そうね、龍姫達が先にエステルとリタ連れて行っちゃったしね」

 

「待っててね、俺様が今行くからね‼」

 

「おっさん、急に元気になり上がった」

 

「いつもの事でしょ」

 

ザーフィアス城に向かう道中は市民街を通るので初めての景色を見ながらアイリス達はテルカ・リュミレースの街を堪能していたようで、龍姫達を待たせている手前、悠長にしてられないので、急いでザーフィアス城に向かったのであった。

 


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