バロンが奢ってくれたジュエルと言う特殊な水晶を炉に放り込んで精製できたのは白い翼が付いたエステルが使っているアームガードが付いた剣だったので、日本刀を扱う龍姫達にはその剣を使うことが出来ず、ユーリも振ってみたのだが、手に馴染まないようで、スコールにはガンブレードがあるので、エステルが使うことになったのが、龍美がアルテマウェポンの素材から精製した片刃剣をすでに持っていたので、仕方なく予備で持っておくことにしようとしたのだが、アルテマウェポンの剣と、翼の剣が共鳴して、
「合体した(≧▽≦)‼」
「これは一体?」
「あたしだって、初めて見るんだから‼」
「バロンさん」
「すまん、初めて見るな」
なんと合体してしまい、一振りの片刃の剣になってしまったのである。
ロイドはこう言った光景は好きなようで、はしゃいでいたが、ほっといて、アイリスはバロンにこう言った現象は見たことはあるのかと質問したのである。
流石のバロンでも初めて見ると答えたのであった。
「ねぇ、エステル、その剣で武器スキル使って見せてよ‼」
「武器武能?」
「もう、キャトラ、武器スキルと言うのは、武器を強化すると使えるスキルのことです、エステルさんで言うなら、技に当たるものですね」
「そうなんです? それじゃあ、早速」
キャトラはエステルに合体してしまった剣の武器スキルを使って見せて欲しいと言ったのだが、エステルを含むテルカ・リュミレース組は首をかしげてしまったのである。
それを見たアイリスは龍姫達に武器スキルについて説明し、キャトラに言われてエステルが言われるがまま、武器スキルを使うことにして、龍姫が一刀流で見せたあの半身で刀を突きだすように構える動作をしたのである。
「エステルから翼が生えてる(;゚Д゚)‼」
「リタ‼ スゴイです(^-^)‼ わたし飛んでるです(>_<)‼」
「お~い、降りて来いよ‼」
「は~い‼ どうやら、この剣が持っている技は、使用者に光の翼を与えるようです、と言っても、効果は時限式みたいです」
「おっさんにも、その剣、貸してくれない?」
「アンタは、その剣で、女風呂覗く気でしょうが<`~´>‼」
「なんで、分かるの(゚Д゚)ノ‼」
「なんでって、レイヴンさんがそう言ったことを思いつく人ですから」
すると、なんと、エステルの背中に光の翼が現れて、しばらくの間、エステルは龍姫達と同じく空中を飛んで、そして、地上に降り立ったのであった。
レイヴンは何か思いついたらしく、エステルに剣を貸して欲しいと言い出したので、リタに釘を刺されていたのであった。