飛行島のレストランで、ヘレナの自信作だと言うアップルパイをおいしく頂いた龍姫達は、鍛冶屋の店主のバロンに武器を見せて欲しいとお願いされたので、龍姫達はバロンが悪意がないことを察し、粒子化していた得物をその場で実体化したのだが、鍛冶屋の店主でもあり、冒険者だったバロンでも臥龍のバスターソード型神機は持ち上がらなかったので、臥龍が軽々と片腕で持ち上げて、粒子化し、そんな光景を見ていたその場にいた男性陣一同は顔を青ざめていたのは言うまでもなかった。
「ちょうど、アイリス達も戻ってきてくれたことだし、魔物退治の依頼が寄せられてるのだけど、龍美達は今、大丈夫かしら?」
「もちろんです、パイご馳走になったし」
「そう言うことなら、見せてもらう、龍美達の実力を‼」
「リングードーの神髄、見せて上げるです‼」
「良いぜ、ちょうど、魔物退治したいと思ってた所だったからな‼」
ヘレナはギルドからの依頼で魔物退治が寄せられていたことをアイリス達が戻っていたこともあり、ちょうど、龍美達の実力を知るいい機会だと言って、アイリス達に同行して欲しいと頼んできたのである。
もちろん、アップルパイこともあり、断るのは失礼に当たるのと、ほっとけない病が発症し、一緒に現場に向かうことになったのである。
もちろん、アイリス達の実力を知るためでもある。
そこに、リングードーと言う(?)変わった武術を使うリスの獣人の少女のチャッピーと、MINAMOTOの武人と言うシャナオウも一緒に同行してもらうことになったのであった。
龍姫達はアイリス達に飛行船乗り場に案内されたのであった。
「アンタ達のあの飛行船には敵わないけど、出発‼」
飛行船乗り場に到着し、接岸されていた飛行船に乗り込んで、依頼されていた現場に急行していったのである。
「ふしゃ‼」
「見たことない、魔物が多いね、ハンマー持ったゴリラに、ミノタウロス、それに、あにあのスライヌに足生えた魔物?」
「アークアって言うのよ‼ 物理攻撃が効きにくいのよ‼」
「そうなんだ、ってことで、古に伝わりし、浄化の炎‼ 喰らえ‼ エンシェントノヴァ‼」
「ドカ~ン‼」
「ふぅ~、一丁う上がり‼」
「魔神剣‼」
現場に到着した龍姫達はこれまで見たことのない魔物の群れに得物を構えながら観察していたのである。
キャトラがアークアと言うスライヌに手足が生えた魔物には物理攻撃が効きにくいと言うので、龍美が、問答無用に、詠唱し始めて、天空から熱線が魔物の群れ目掛けて落ちてきて、粗方倒して、残った魔物を倒していったのであった。
「この者達、物凄い力を持っているようだ」
「まだまだ、世界は広いです」
「アンタ達、突っ込みなさいよ(´・ω・`)」
「(´・ω・`)」
「うん、龍美さん達には喧嘩しちゃ、いけないような気がする」
魔物の群れを倒し終えた龍姫達を見たアイリス達はあまりにも自分との実力の差を思い知らされたのだが、シャナオウとチャッピーはいつもの様子で会話を楽しんでいたので、キャトラが突っ込んでしまったのであった。