超次元kurosu   作:天龍神

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龍美の現場

学校が休みの土曜日なので、アドリビトムのメンバーで教会で司祭を勤めていた眼鏡を掛けていないととんでもない視力を発揮する得物は龍華達が使用している合体神機と同じく見た目は重量感ある外見なのだが、特殊な金属で作られた大剣「クレメンテ」を用いてあらゆる魔術を操るフィリア・フィリスと、同じく教会で働いていたと言う白い露出がないローブに身を包んでいる、ミント・アドネードに龍美達の本職が気になることを告げられて、龍姫の動向のもと超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会の屋外展望台にラタトスクの戦艦に新しく付けられた転送装置「テレプール」で降り立ったのであった。

 

「龍姫さん、此処はどこなんでしょうか?」

 

「この世界の名は、ゲイムギョウ界と言う世界です」

 

「ゲイムギョウ界?」

 

「もうすぐ、姉の仕事場に着きますよ‼」

 

「龍姫‼ 入っていいよ‼」

 

「失礼します‼」

 

やはり初めて見る建物が立ち並ぶゲイムギョウ界の雰囲気に呆気にとられていたが龍姫の案内で教会の廊下を進んで、龍美が仕事をしているであろう執務室に到着したので、龍姫が扉をノックし、龍美が入るように指示を出して中に入ったのであった。

 

「まさかと思うのですが?」

 

「そっか、フィリアとミントは神官だったな、此処は教会で、二人の世界で例えるなら、城だな」

 

「ごめんね、さっき言っとけばよかったね、此処、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌを治める、絶剣龍神にして、教祖、鳴流神龍美、お見知りおきを~(^_-)-☆↗」

 

フィリア&ミント「国王様だったんですか(;゚Д゚)‼ ご無礼申します‼」

 

「別に大したことはやってないよ、それに、国を統治するって言っても、実際は、天界の管轄下に置かれている、龍女神の支部みたいなものだし」

 

見慣れている龍姫は大丈夫だが、初めて見る龍美の仕事場を見たフィリアとミントは己の視覚を疑ったのであった。

 

それもそのはず、数分前に別れたのも関わらず、束になった書類を秘書の瑠美奈共に人海戦術であっという間に片付けてしまうと言う神技を披露し、何事もなかったのように椅子から立ち上った龍美は、自分が真龍婭から椅子を譲り受けた、教祖だと明かしたのであった。

 

瑠美奈は二人にゲイムギョウ界の教会は簡単に言えば城に当たると答えたのであった。

 

今現在の実権は天界と精霊界が持っているために龍美の権力は無きに等しいと告げたのであった。

 

「女神とは?」

 

「それは以前のゲイムギョウ界の統治していた、所謂市長のようなものだね、流石に天界も女神が国を統治することに違和感を覚えた人が多かったから、女神の地位が廃止されて、教祖が、天界の監視下のもと、国民主体の国政を行っているんだよ‼」

 

ミントは龍美の言った言葉の中に女神という単語が出てきたので龍美に質問したら、龍美は天界が人間の手で歴史は紡がれるとして、守護女神制度を廃止したことを明かしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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